【脳を健康に保とう】科学者が脳を健やかに保つ3つの鍵を明かしたぞ

生きている間になるべく、頭はハッキリしておきたい。そのためには運動が大事だとわかってはいても、もう少し強度を上げたいと思いつつも重い腰がなかなか上がらないでいる。

今の季節は気温が低いので、身体を冷風にさらすにいい時期。すこしくらい身体にストレスを与えておくと、健康に良いというのはもっと知られてイイと思う。

働けているうちは、少しでも身体にダメージを与えておくのが何かとイイ方向に向かう。生物は破壊と再生を繰り返す。だから、毎日何か小さなストレスを身体に与える。

それは脳にもいい影響を与えてくれる。

なお、昔流行った脳トレは効果が出ないとわかった。楽しくないことを延々とするのは、やっぱりいいようにならない。なるべく、好きなことを好きなようにするのが常套なんだ。


ノルウェー、ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究でBrain Scineces誌による発表で、脳を健康に保つ3つの鍵を開かした。

脳波約1000億個の神経細胞が協力して、機敏さと頭の回転の良さを保っている。しかし、年齢を重ねるにつれて、脳は少しずつ鈍っていく。物忘れがひどくなり、メモを取ったり、約束を忘れたり、本を読んだ後もどんな内容だったかも思い出しにくくなる。

しかし、脳は鍛えることが出来る。脳の神経系の鍵は、灰白質と白質である。
一般に、白質は細胞間(有髄軸索)の接触を提供し、信号の伝達速度と分布に寄与しており、灰白質は神経細胞(ニューロン)と樹状突起で構成されている。

今回の研究は、脳の健康というテーマに関する先行研究から得られた多くの知見を集約したもの。研究者達は灰白質と白質の健康を維持する方法に関する研究への101の参考文献からまとめ上げた。

脳を最高の状態に保つなたら、3つの要素が重要である。

  1. 身体を動かすこと

  2. 社会的であること

  3. 強い興味を持つこと、新しいことを学び、挑戦をしていく

1.運動は多くの人にとっても最大の課題。それは自分も含まれる。しかし、身体を動かさないでいると身体がだるくなる。それは脳も同じ。椅子に座りっぱなしにならないことが重要。デスクワークで長く座っている人は、得に身体を動かして活性化することが必要。

2.作家であり哲学者のジャン=ポール・サルトルの言葉を雑に訳すと「地獄とは他人のこと」という。他の人々との関係、そして彼らとの交流は、脳の働きが鈍るのを防ぐ多くの複雑な生物学的要因に寄与する。会話や身体的な接触などで、他人と一緒にいることが脳のイイ働きをサポートする。

3.これは個人の性格に寄るけれど、情熱や好奇心を持つことは新しいことを学ぶ決定的な動力となり得る。この子とは、神経ネットワークの発達と維持に影響を与える。好奇心を持つことで、いつものことをいつものように流さないこと。年を取り過ぎたからといって、新しいことを諦めることは無い。

年を取ると、いつもの風景がなに変わらなく見えてしまう。しかし、世界は確かに変わっているし、ある日、自分の関心がないものが流行に乗っていたりする。その流行に乗ることはないけれど、関心は残しておきたい。

リモートワークが広まって、身体を動かさない人がこれからも増えていくだろう。運動量の低下は想像している以上に深刻になると考えている。いつか、身体を壊した時に体力落ちたと気づいた時だ。その状態から元に戻るのは困難だろう。きちんとプログラムを立てられるならともかく、個人の力では、自分の元のステータスを取り戻すのはとても難しい。

運動はストレス反応を軽減させる最も有効な手段であるとされている。実感がわかないだろうが、今からでもウォーキングを始めるのが吉。はじめるに遅すぎることはないから。



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