3Dプリンタでリブロースステーキを作ってみた
細胞を培養して培養肉を作るって分野が少し前から注目されていて、味もそれほど悪くないらしい。
肉牛を育てるためにめちゃめちゃ水が必要で牛肉1キロ生産に20000倍の水が必要になるそうな。
日本は水資源はあるけれども、他所の国は水が貴重だったりする。アメリカの地下水が畑を潤すために結構減っているぞって話をどこかで聞いたような。
この培養肉にかかるコストがどれくらいなのかにもよるけれど、まずは美味しくならないとコストの回収もできないけど。
イスラエルのアレフ・ファームズという企業は細胞培養と3Dバイオプリンティングを通して、世界初の虐殺しないリブステーキを開発したと発表。
2018年には、培養肉のミニッツステーキを製造、19年には細胞ベースの牛肉を作成。
スタートアップ企業として、他の企業も培養肉の開発に参戦していて、代替肉の業界シェアをつかもうと奮闘しているらしい。
アレフ・ファームズは宇宙空間でも食べられるよう計画を進めているそうな。地球外活動でステーキが食べられるなんて、すごい。
同じくイスラエルの企業、フューチャーミートテクノロジーは細胞ベースで鶏肉を生産できると発表。チキンステーキも食えるね。
さらに香港ではアヴァント・ミートが培養肉で魚の切り身を発表。
培養肉がここまで進んでいたとは。
このままいけば、食卓には培養肉の献立で揃ってしまうだろうし、畜産は減少していくのかな。
培養肉の産業が伸びてきたら、マクドナルドや、ファミチキなんかもきっと培養肉で作るだろうし、栄養価を多く含んだハイパーミートなんてものを作るだろうし。
ちょっと楽しみな反面、機能性だけを求めた見た目がうまそうじゃないものが出回りそう。ディストピア飯になってしまいそうな。
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