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YouTube450分をぎゅっと凝縮。業界のプロ×豪華セッションを振り返る

空間デザインブランド parkERs(パーカーズ)が主催する、人と地球の未来を考える「Indoor Park "ONLINE" Talk Show (インドアパークオンライントークショー)」。

約1年ぶりに開催場所をオンラインに移し行なった、シリーズ企画の第1弾「クリエイターとアウトプット」(全5回)に続き、「これからのデザインの形」(全5回)を開催しました。

アーカイブは見返す時間がない...という方にもお楽しみいただけるよう、特に盛り上がった企画とゲストの考えを引き出したQ&Aをご紹介します!

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<アーカイブ一覧>
#6 バイオフィリックデザインとは
#7 場のプロデューサーとコミュニティデザインを考える
#8 インテリアデザインから時代を読む
#9 リアルとデジタルのUXデザインを考える
#10 アフターコロナの都市デザイン(ニューヨークと中継)

ゲストを知るウォーミングアップ企画

まず冒頭で実施したのが、ボックスの中からピンポン玉を一つ引いてもらい、そこに書かれている数字の質問にお答えいただくコーナー。#6でKANSEI Projectsの柳川さんと榎本さんをゲストにお迎えした時の様子をご紹介します。

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このようにボックスから引いてもらい質問を決めます。ちなみにこの回で引いたのは、「相手に対して実は『すごいな!』と思っていることを教えてください。」という質問。

柳川さんは、榎本さんについて「常に冷静で包み込む力がある」と言及。情熱的な柳川さんと、全体を冷静に俯瞰して包んでくれる榎本さんという、お二人ならではのエピソードをご紹介頂きました。

<番外編> 曼荼羅チャートでトーク

♯7はピンポン玉ではなく、曼荼羅チャート式でセッションを行ないました。ゲストの&Co.代表取締役  横石さんに加え、予告なしのご参加でPeatix Japan  CMOの藤田さん(写真右下)も参加することに!

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Q:(お二人への質問)究極のコミュニティとは?

横石さん:実はこれだけ答えが導けなかったんです(笑)。
究極の形があるとすると「水」みたいなものだと思います。姿形が固定化されません。コミュニティは家と職場の間にあるもの、いわばサードプレイスかもしれません。零れ落ちてくるものにコミュ二ティの可能性が秘められていると思うので、枠に押し付けようとすればするほど崩れるような気がします。なので「水」。

藤田さん:わたしは「空気」みたいなものと考えていました。生活の一部にあって、かつ楽しく感じられる場、これが究極なんだろうなと。

横石さん:「よし、やるぞ!」と思ってやるのとは違う気がしますね。

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発表資料とはあえて関係ない質問で、1時間の中では引き出しきれないようなゲストの素の表情も見ることができた企画。こちらもアーカイブからご覧いただけます。気になる方はぜひお早めにご覧ください!(アーカイブ期間が限定されている回もあります。)

5歳のこどもから素朴な質問...

そしてもう一つ行なった質問企画は、シリーズ1から欠かさず継続しているこちら。parkERsブランドマネージャー梅澤の5才の息子さんからの質問タイム!?

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各回、それぞれ以下のような質問が投げかけられ、みなさま個性豊かにそれぞれの思う回答をお話いただきました。こちらは全5回を通して振り返って行きましょう!

#6  パパ、感性ってなに?

◆柳川舞さん(一般社団法人 KANSEI Projects Committee 感性デザインリサーチディレクター/NEKIRIKI Production 株式会社代表取締役兼 CEO)
◆榎本誠也さん(株式会社 JVC ケンウッド・ビクターエンタテインメント エグゼクティブ・プロデューサー、エンタテインメント・ラボ長/一般社団法人 KANSEI Projects Committee 理事 )

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榎本さん:それは「感じとる」能力。起きる事象を感じること、解釈する能力。小さい頃からやっておくと将来絶対役に立ちますよ。

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柳川さん:人が感じる力を自分の思考と結びつけて体験していくプロセスです!

#7  仲間ってなんで大切なんですか?

◆横石崇さん(株式会社&Co.代表取締役/Tokyo Work Design Week オーガナイザー)
◆藤田祐司さん (Peatix Japan株式会社 共同創設者/CMO)

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藤田さん:仲間と一緒に動くことで飛べる距離が変わります。より遠くに行ける。遠くに行けることで見える景色が変わる。人生の彩りが増える。仲間ってそういう存在です!特に自分が持っていないものを持っている人とは、より違う景色を見るために動いて行けるんです。飛ぶ=自分が想像していなかった場所にたどり着けること、仲間といることで家の周りから隣町まで行けるようになります。

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横石さん:困っている人がいたとして、仲間がいるとその困った人を助けられることが増えます。だから仲間は大切なんです。自分が得意じゃないことを友達が補ってくれるかもしれない。今回藤田さんがこのトークショーに乱入してきてくれたのも然りです。

#8  カッシーナってなんですか?

◆森田尚樹さん(株式会社カッシーナ・イクスシー コントラクト事業部 事業部長)
◆高橋道生さん(株式会社カッシーナ・イクスシー 商品部 商品部長)

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森田さん&高橋さん:一言でいうと、「人間想いの家具屋」さんです。
人間のことをとことん考えているのがカッシーナであり、脈々とその精神を受け継いでいるのがイクスシーなので。

#9  UXデザインで大切にしていることは?

◆加藤丈晴さん(ソニーPCL株式会社 クリエイティブ本部 UXクリエイション部)
◆五十嵐宗さん(ソニーPCL株式会社 クリエイティブ本部 プランナー/アートディレクター)

※この回ではこども質問会は未実施だったので、代わりに梅澤からの質問とその回答をご紹介します。

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加藤さん:「Ginza Sony Park」を例にとると「ジャンクション」でした。「Ginza Sony Park」はメトロのホームとも繋がっているし、駐車場とも繋がっています。その場所でないとできないことを考え、再現性の低さを追求したい。そこは意識している点です。

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五十嵐さん:プランニングする上では、「わざわざ感」を意識しています。「わざわざ」そこに行くのか、使い心地、居心地なども大事だと思います。
コーヒーも豆から挽いたり、音楽もアプリでなくレコードでわざわざ聞いたりしますよね。地方での企画を手がけるなら、「わざわざそこへ行くか?」という視点を持って考えたりしています。

#10  良い街ってなんですか?

◆塚本文さん(国土交通省 都市局 都市政策課 都市環境政策室 課長補佐)
◆島田智里さん(ニューヨーク市公園局)

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塚本さん:チャレンジできる余白がある街。チャレンジしてうまく行くと、連鎖反応も起こると思います。街全体でチャレンジを応援し、創作する余白がある街が好きですね。

島田さん:安全が一番です。自分の生活が脅かされるのはどんなに美しい街に住んでいてもだめ。安全で安心できる、それが心の豊かさであり町の豊かさであると思います。不安になった時に行く場所がある、もしくは行く場所がわかる。安心して自分の家族が外に出ても大丈夫な環境だと思います。

* * *

子供でもわかるように、想像しやすい例えや具体的なイメージを共有してくれたゲストのみなさん。大人にも響く、素敵な名言の数々ありがとうございました!

今後も広がるニューノーマルなつながり

parkERsの本業は空間デザインではありますが、こんな時期だからこそ人とのつながりを強く持ち、イノベーションを生み出すきっかけを作っていくためにも、parkERsでは今後もこういったイベント開催を実施していく予定です。

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以前までは実際にリアルの場で集まりトークショーを開催していましたが、コロナ禍を経て試験的に行なってみたオンライン版での開催。リアルイベント同様に、さまざまな人と繋がれる貴重な機会となりました。

年内に振り返り回も実施する予定なので、ラジオ感覚でこちらもぜひご視聴お待ちしております!

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この記事を書いた人は
parkERs マネジメント室
ブランドコミュニケーションチーム
森み

今年の秋は映画の秋でした。
1席ずつ間隔をあけて座る映画館は今年ならではの体験でした。

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