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#パークギャラリー
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ㉘ 柏倉 風馬 『Blur』(山形県西村山郡大江町)
COLLECTIVE は47都道府県の様々な地域で活動する ZINE 作家さんたちが、距離や時間、キャリアの長さ、年齢はもちろん、住んでいるところの過疎化が進もうが進むまいが関係なく参加できます。地元にリトルプレスを扱ってる本屋がない、中心街の書店に納品したけど無名すぎて埋もれてしまう。ZINE 文化がないので、そもそも売れない。だからと言って東京の書店は緊張してしまう。作ってもどの店に置いていいかわからない。どこで売ればいいかわからない。そもそも売れるのかな。見てくれてるの
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑳ DELIGHTS PLEASURE 『DELIGHTS PLEASURE feat. CHIRO #3 aynoSander』(東京都杉並区)
今日 COLLECTIVE に遊びに来てくれた参加者のひとりが、たくさん並ぶほかの人たちの ZINE を前に、同じ ZINE でも、こんなにいろんなジャンルや形、切り口があるんだって驚いてた。大型書店に流通することのない、手作りに近い感覚の『作品』だからこそだなと本当に思う。 他の日に来てた参加者のひとりは、「もっと好き勝手やってよかったんですね」と、悔しそうに笑ってた。真面目に作りすぎたという。ふざけている=自由なわけじゃあないけれど、自分の中の「好き」とか「作りたい」を
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑲ taro 『taro's zine vol.1』(東京都渋谷区)
COLLECTIVE のような公募展をやっているといろいろな人が申し込んでくれますね。会ったことないのに、なんだか会ったことがあるような気持ちになれたり、一方的に知り合いみたいな気持ちになれてたのしいです。あと、脳内で旅行できたり。インスタの中だけで知っていた人(ファンでしたって人)なんかがエントリーしてくれたりすると嬉しくて飛び上がってしまいます。 今回紹介するイラストレーターの taro さんも、パークスタッフがずっと好きだったイラストレーターさんなのです。 紙ならで
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑱ ノブセノブヨ 『言いたくても、言えないこと。もしくは、個人的な鬼退治』(愛知県)
COLLECTIVE 開催して2週目に突入しました。開催後も毎日のように申し込みをいただいております。うれしいですね。引き続きよろしくおねがいします。この調子だと週末は密が心配されますが、換気や消毒、手袋の用意など、徹底しておりますので、ご安心してお楽しみください。50タイトル近く集まると、存在感がある表紙というのが見えてきますね。とにかくインパクトというものももちろん目立つのですが、静かにこちらを睨んでる、的な ZINE も見えてきます。できるだけ埋もれないようなレイアウト
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑰ 春山 拓思 『PLANET OF THE FIGURE』(千葉県浦安市)
COLLECTIVE の参加者の中には、はじめましての人も多いけれど、普段から PARK GALLERY に足を運んでくれる作家さんも参加してくれて、特にうれしく思います。ZINE というメディアを通じて、最新の創作が見られる喜び。1冊の本にする時に、この人はこういう風な編集をするんだという発見があります。それにこうしてまたレビューし、意見を広くかわし、それぞれの糧になればと本当に思います。 なるべく、この COLLECTIVE で知り合った、連絡を取り合ったひとたちとは会
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑯ MIZOZINE 『MIZOZINE 緊急特別編集 おうちで、できること。』(東京都北区)
COLLECTIVE に限らず、ZINE に共通する作業の1つに(避けて通れない作業の1つに)『編集』という作業があります。ZINE のテーマを決めて、仕様(どのくらいのサイズで何ページにするかなど)を決めて、構成を決めなくてはいけません。構成は、どういう順番で何を見せていこうかなと考える作業です(これが楽しい)。写真だけが掲載された ZINE でも、ホリエモンのことだけが書かれた ZINE でも、ZINE を作る際にみんなが(無意識のひともいるけれど)やってるのが『編集』で
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑮ 小泉 綾子 『ホリエモンが教えてくれたこと』(東京都西東京市)
毎年、COLLECTIVE が開催されるたびに ZINE とはなんだろう、理想の ZINE とは? ぼくらの世代が ZINE に抱くイメージとは? 今の若者が抱く ZINE のイメージとは、当時ぼくらは ZINE をどういうものと捉えていただろうか、などなど、答えのない禅問答のような話し合いの時間を設けています。 ZINE についてジンスタのカナイフユキくんと語ってます https://youtu.be/d4GUq0rq33c ZINE について、STOMACHACHE.の
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑭ nagwang 『A book of CAT』(群馬県)
COLLECTIVE 開催初の週末があっという間に過ぎ去りました。密を避けるため外で待ってもらったりしてしまいましたが、作家さんもお客さんも友達も楽しそうに話してる姿を見れてよかったなと思います。週末の噂を聞いてか、続々と追加の申し込みがありました。ありがたや。 ほかの ZINE イベントと違って、展示されている ZINE に対してみなさんがいろいろと意見をしあってるのが印象的です。本屋さんと違って、展示されてるからだと思います。マーケット=『買い物』というより、サロン
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑫ 猫屋敷 温 『さよなら、トーキョーオリンピック』(東京都大田区)
COLLECTIVE もついに明日。毎日のように届く ZINE に感謝をしながらも、今日も東京!東京!東京! コロナ禍で激動する TOKYO の見えない重圧が、静かに膿を出すかのように、東京から集まってくる。 「剣ではなくペンを持て!表現しそして自由を手に入れよ!」と言わんばかりに ZINE が届く。去年おととし、10タイトルあれば、その中で東京は1、2件あればいい方だったけれど(意外と東京少ないよねが定番でしたが)、今年は申し込みの半分以上が『東京』。パークが東京の中でも
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑩ 新多 正典 『Mensageiro dos deuses』(京都府京都市)
毎年夏に開催される COLLECTIVE。夏休みの甘い思い出的な一過性のイベントに(絶対に)したくないので、できるだけ会期終了後もなるべく接点を持つようにしています。例えば誰でも気軽に参加できるグループ展を企画したり、ぼくが普段、広告の制作ディレクターや本やウェブの編集を仕事にしているので、出会ったひとと一緒にできるだけ仕事をしたり、もちろんこれを機に、パークに気軽に遊びにきてくれるようになるといいなあと思ったり。気軽に通いたくなるような空間づくりも心がけていけたらと思ってい
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑦ Hayato Tamura 『Record Day One』(東京都足立区)
COLLECTIVE の開催まで1週間切りましたね。昨年よりも多いタイトルで開催を迎えることができそうです。みなさまご協力ありがとうございます。会期中も募集しておりますので、参加するかどうか悩んでいるひとも、これから作ってみようかなというひとも「まだ間に合います」ので、気軽にお申し込みください。特にこれから作ってみる、またはこれを機に作ってみるというひとの参加は大歓迎です。 昨日のレビューにも書いたように、ZINE にはキューブリックの映画『2001年宇宙の旅』における『モ