人生をほじくり返す。
冬なんだか、春なんだか
どうも、コーシです。
寝れないシリーズ。時刻は午前2時。イヤホンから音を流すのも気分じゃないし、かといって無音にさらされ続けると、自分と対峙させられて気まずい。
明日は3月の初日。月の始まりぐらいスッキリとした目覚めで迎えたい。しかし、ここ2、3年のできれば思い出したく無いような、後悔してもどうにもならない出来事がフラッシュバックして眠れない。
寝たい。切実に。
そういえばオードリーのラジオで若林が、寝れない日に”走馬灯に出てこないような記憶を辿る”というトークをしていたのを思い出した。
もうこれを実践してみよう。いつの間にか寝れているかもしれない。
おそらく、人生の1番古い記憶は保育園だ。たまに思い出す思い出として、私は幽霊の声を聞いたことがある。しかしこれは割と走馬灯ノミネート候補の記憶なので、今回は思い出さない。
そうだなぁ、保育園の時の記憶。。集中すると少しずつ出てくる。
通っていた保育園にとても可愛い女の子がいた。確か一つ上くらいの。あまり細かいことは覚えていないが、4歳くらいながらに私はその子のことが好きだった。名前は確かヒカリちゃんだった。
ある一日、保育園でアンパンマンのキャラクターになりきって遊ぶアンパンマンごっこをしようとしていた時、ヒカリちゃんにバイキンマンに任命された。
なんでこんなこと思い出しちゃったんだろう。惨めすぎる。書いててすごく傷ついた。お願いだからそんな私には幸せになってほしい。
布団の中で矢に突かれた私。こうなるともう安心安全の場所なんてこの世に存在しない気がする。
気を取り直して、幼稚園。記憶力はいい方なので割とスッと思い出せる出来事は多い。今回はそれよりももっと深淵にある記憶を見つけたい。5分くらい集中し、考える。
今思い出すと、どこか可愛げのない一面を持っていた子供だった気がする。ある日、校庭に集められた僕ら幼稚園児。すると先生が「みんな目をつむってね〜!」と言った。確か、スイカ割りか何かを先生が用意してくれていたのだ。僕ら幼稚園児はワクワクしながら目をつむる。
しかし私は当時から思っていた。未来のワクワクに期待して目を開くことを我慢できるほど、幼稚園児は嗜む心を持っていない。とにかく楽しい今に集中するのが幼稚園児なのだ。
正直ここで目を言われた通りにつむる幼稚園児も、あまりに気になって細目で見てしまう幼稚園児もどっちも可愛い。
しかし私はそのどちらにも属することができなかった。私は細目を開け、細目を開けて見てしまっている幼稚園児を探して、「あ、あいつ見ちゃってるわ」とか思っていた。
可愛くない。結果的に自分も見てるじゃねーかと現代の私からツッコミが飛んで来ることも含めて可愛くない。
先生が何をやっていいるのかは全く見ていなかったので、スイカが出てきた時には普通に驚いたのも、可愛くない。
そんなんだからヒカリちゃんからバイキンマンに任命されるんだよ!お前は。
もう、気を取り直して小学生、とかは無理だった。やる前より目が冴えている。寝て起きてまた自分なのがちょっと嫌になりそうなくらいの自己嫌悪を抱えかけていた。
もう自分と対峙する気持ちは失せ尽くしたので、その時間にやっていた適当なラジオ番組を聴きながら、寝についた。
みんな、寝る前に人生をほじくり返すのはやめよう。
フクダコーシ しそとツナ缶。
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