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おらおらで、ひとりぱにるす。

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記事一覧

【レポート】アートな街・立川に男子大学生が行ってきた話〈パブリックアート編〉

こんにちは、一般男子大学生のpanirusです。 大学では普段、フランス語の勉強を(ゆったーり)やっています。 美術館に行ったり展示を観たりするのが好きなので、美術史の講…

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1か月前
3

あるき方

ふらふらだねと言われてるけれど 楽しそうですごく好きなあるき方 ふわふわだねと言われてるけれど 楽しそうですごく好きな考え方 自堕落だねと言われるれけど 楽しそうで…

panirus
2か月前
5

ゆれるれる

ふわりふわりゆらゆらる 花と一緒にゆらゆらり あなたを想いゆらゆらる 幸せあなたにふわふわり じゃないと心ぐさぐさり おいしいものを見つけたり 素敵なものを見つけた…

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2か月前
13

恋絡

連絡はマメにしてねって あんだけ言っててもダメなものね 私とあんたはつくりから違う いや、へんがどうとかの話じゃなくって さ 結局なまえ呼びはしないし 夏は私の腕を…

panirus
2か月前
19

あい、あるいは好き勝手アンソロ

【ことのあらまし】 なんだろう。 いつからこんなに自分の身の回りのものを感じてしまい、それについてこんなにも考えてしまうようになったのだろう と、思ったけれど …

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2か月前
8

ハルミミズ

浮つく春たち照り返す 白煌めいては 緑消え去って コントラストごとシンプルで 羨ましくて、憎たらしい 金引くみたいに世界を見てる 僕のまっくらな濁った回路も 彼奴の彩…

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2か月前
3

あいあい傘

愛愛傘をしようよ 互い持ち寄ったふたつをそっと 確かめあった持ち手の色とかを 自分通りに塗り替えてさ 相愛傘をしようよ ふたつ並べたの大きなひとつに 海馬にあった記…

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6か月前
6

Twitter始めたので、ぜひそちらも見てください。それとご指導いただけると嬉しいです、どうしろこうしろ!みたいな……

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6か月前
1

あいたい

あいたい。 そう思ったり思われたり、することはあるんですが 後悔というものをしたくなくて、誘われれば会いたい!も行きたい!も見たい!も食べたい!もなんもかんも僕…

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6か月前
4

君歌乃虹

雨音吠えた 犬は遠くの窓からそれを 寝そべりぼんやり眺めてた 人は真下の弾ける音に あえなくなってかなしくなって空に面会した 雨音増えた 光が刺した 地は傷の舐め合い…

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7か月前
3

鍵のはなし

合鍵をもらっていつでも彼の家に入れるようになったことに惚気ける女が電車にいた。僕はわかるようでわからない気持ちが肥大した。合鍵はあくまで本物じゃなくて管理会社に…

panirus
8か月前
1

コミュ力

 一般に、コミュ力は明るく誰とでも社交的にやり取りできる力と捉えられがちだが、やり取りを円滑に進める力が「コミュ力」だと私は考える。  そのためには、自分から明…

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9か月前
2

嬉しい

目が合ってふとにやける顔 グラス見つめてる綺麗な顔 ひと口わけておいしそな顔 歳を重ねて誇らしい顔 すいかを食べて微睡んだ顔 授業終わって弾けてる顔 誰のものでも嬉し…

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9か月前
2

捻くれ者

 ぼくは捻くれ者です。 「今日は○○の日です!」 的なのとってもすきだけど、すぐこの日は事件事故災害が起きた日だから悲しい日だと断定し固定観念に塗れた世の中の方…

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10か月前
3

日の入り

沈む太陽に気をやらないまま 響く放送に気をやらないまま 幾星霜が流れただろう 散る迷羊は離れただろう 馴染む愛称を聞かないまま 恥じる妄想はなさないまま いつのまに…

panirus
10か月前

いわしぐも

星は災いの予兆というが 下を向くからみんな気づかない 空がはかないと慕情を知るが 上を向いても藍は見つからず 水面は今日も花で満ちている 雨はかがやきの徽章というが…

panirus
10か月前
【レポート】アートな街・立川に男子大学生が行ってきた話〈パブリックアート編〉

【レポート】アートな街・立川に男子大学生が行ってきた話〈パブリックアート編〉

こんにちは、一般男子大学生のpanirusです。
大学では普段、フランス語の勉強を(ゆったーり)やっています。
美術館に行ったり展示を観たりするのが好きなので、美術史の講義なんかもとってみては楽しんでいる日々です。
さて今回は、そんな講義の一環で立川駅周辺のGREEN SPRINGSとファーレ立川に実際に足を運んだ際のレポートを書いていこうと思います。

さっそくですが、みなさんはアートをみたり美

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あるき方

あるき方

ふらふらだねと言われてるけれど
楽しそうですごく好きなあるき方
ふわふわだねと言われてるけれど
楽しそうですごく好きな考え方

自堕落だねと言われるれけど
楽しそうですごく好きな生き方
したたたかだから平気と言うよ
わたし言うねすごく素敵なあなた

好きだから
それが好きだから
そのままでいてねと願う
わたしの好きなあなたでいてね
あなたのままのあなたでいてよ

ゆれるれる

ゆれるれる

ふわりふわりゆらゆらる
花と一緒にゆらゆらり
あなたを想いゆらゆらる

幸せあなたにふわふわり
じゃないと心ぐさぐさり
おいしいものを見つけたり
素敵なものを見つけたり
あなたいないとぐさぐさり
バレてないこと祈るなり

幸せに生きてくだされり
欠けたピース探しながら
わたしは生きるふわふわり
ゆらりゆらりふわふわる

恋絡

恋絡

連絡はマメにしてねって
あんだけ言っててもダメなものね
私とあんたはつくりから違う
いや、へんがどうとかの話じゃなくって


結局なまえ呼びはしないし
夏は私の腕を振り払うしで
どこに惚れられてるのか不安になる
この気持ちくらいわかってよ

(ギターフレーズ)

あなたの心がわからない
私あなたのことがわからない
私の心が 笑わない
ことあなた本当にわからない?

あなたの元まで走りたい
本当の

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あい、あるいは好き勝手アンソロ

あい、あるいは好き勝手アンソロ

【ことのあらまし】

なんだろう。

いつからこんなに自分の身の回りのものを感じてしまい、それについてこんなにも考えてしまうようになったのだろう

と、思ったけれど

そんなこと誰にもこの日この瞬間この刹那……みたいに言い切れるわけないのだ、考えるのやーめた

この前(だいぶ前になるかも)に書いた記事の自分を確認してみたいけど、恥ずかしくて見れてない

きっとどんなことを書いているかは想像できるし

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ハルミミズ

ハルミミズ

浮つく春たち照り返す
白煌めいては
緑消え去って
コントラストごとシンプルで
羨ましくて、憎たらしい

金引くみたいに世界を見てる
僕のまっくらな濁った回路も
彼奴の彩りで溢れたらいいのに

脆くて壊れやすいところだけ
チョークと似てて敵わないから
黒板たちには頭を垂れて
前を君にして今日から話そう

あいあい傘

あいあい傘

愛愛傘をしようよ
互い持ち寄ったふたつをそっと
確かめあった持ち手の色とかを
自分通りに塗り替えてさ

相愛傘をしようよ
ふたつ並べたの大きなひとつに
海馬にあった記憶のあき箱を
気分任せ 埋めまくってさ

咲いた花を見ようよ
綺麗に保った傘の影から
浮き足立った冬日 もういいよ
威風まとわせ いつまででも

他愛ない話をしてようよ
戯れ続けてふたりでずっと
隙間にかすか洩れる 茶の湯気を
思う通

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Twitter始めたので、ぜひそちらも見てください。それとご指導いただけると嬉しいです、どうしろこうしろ!みたいな……

あいたい

あいたい。

そう思ったり思われたり、することはあるんですが

後悔というものをしたくなくて、誘われれば会いたい!も行きたい!も見たい!も食べたい!もなんもかんも僕の休みが、独りになる時間が無くなろうと遂行するわけですが

人はどうせ死ぬわけだけど、それがいつかわからない以上、妥協はできないし元から妥協のできないタチだし。頑張って積み重ねたもののいとも容易い瓦解を目の当たりにしたことがあるから

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君歌乃虹

君歌乃虹

雨音吠えた
犬は遠くの窓からそれを
寝そべりぼんやり眺めてた
人は真下の弾ける音に
あえなくなってかなしくなって空に面会した

雨音増えた 光が刺した
地は傷の舐め合いを中へと
吸い込み 水は庇護者として
土に還して嬉しくなって与太に電解した

戯言吼えた
人は並べた机に言葉
浮かべながらひた歩きながら
泥濘の丘へ往く 犬はふわり旋回した

花を覚えた 視界が咲いた
犬は抱えた礫にルボワ
浮かびな

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鍵のはなし

合鍵をもらっていつでも彼の家に入れるようになったことに惚気ける女が電車にいた。僕はわかるようでわからない気持ちが肥大した。合鍵はあくまで本物じゃなくて管理会社に頼んだものでもなく要は正式なものでなく、ただ家主が持つ鍵を鍵屋に一定時間預けて数千円と引き換えに手に入れるレプリカだ。そこにある心配りも愛だ恋だもすべて贋作に思えてならなくなった。醜い考え方かもしれないが、そんなことはしないように生きていた

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コミュ力

 一般に、コミュ力は明るく誰とでも社交的にやり取りできる力と捉えられがちだが、やり取りを円滑に進める力が「コミュ力」だと私は考える。
 そのためには、自分から明るく話し出し自己主張することが必要な場面もあるとは思うが、ここで考えてほしい。これが参加者全員そうだったらどうか。自己主張だけをしていては会話は成立しない。ここに必要なのは、聞き入れつつ自分を出すことだ。言い変えるとこれは思いやりになる。必

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嬉しい

目が合ってふとにやける顔
グラス見つめてる綺麗な顔
ひと口わけておいしそな顔
歳を重ねて誇らしい顔
すいかを食べて微睡んだ顔
授業終わって弾けてる顔
誰のものでも嬉しい顔はいい
言ってみたけど本当は誰のでもよくないけどね

捻くれ者

 ぼくは捻くれ者です。

「今日は○○の日です!」

的なのとってもすきだけど、すぐこの日は事件事故災害が起きた日だから悲しい日だと断定し固定観念に塗れた世の中の方がよっぽどお前らの言う悲しいだよ、と言いたくなるような捻くれ者です。

 いついかなる年月日時分秒、刹那に至るまで一側面で語れないものである。どこかで誰かは生まれるしその逆もそうだし、言ってしまえば玉石混交。だからそう言ったカレンダーに

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日の入り

沈む太陽に気をやらないまま
響く放送に気をやらないまま
幾星霜が流れただろう
散る迷羊は離れただろう

馴染む愛称を聞かないまま
恥じる妄想はなさないまま
いつのまにやら別れただろう
見る形象も忘れたくせに
最寄り駅の改札を過ぎたら
知らない誰かが待ってる気がした

いわしぐも

いわしぐも

星は災いの予兆というが
下を向くからみんな気づかない
空がはかないと慕情を知るが
上を向いても藍は見つからず
水面は今日も花で満ちている

雨はかがやきの徽章というが
うまくこの胸に留められない
傘が開かないと途方も幾ら
したところで何もが変わらない
水面は今日も花で満ちている
灰を束ねた無情の花で
愛なきままに満ち満ちている