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会社と仕事とフリーランスには説得力が重要だ。|本紹介「説得の心理技術」

会社経営をするにしろ、仕事で商品やサービスを売るにしろ、フリーランスや起業で働くにしろ、説得力がなければ始まりません。

たとえば私がフリーの野良カウンセラーにも関わらず仕事をいただけているのは、「元・精神疾患当事者である&病院と投薬を使わずに自力で病気を克服した」という説得力があるからです。

ただ、それだけでは頭打ちになってきたなと感じたので、「もっと説得力をつけたい」と思ってこの本を読みました。
そして実はこの1月から今まで、この本で学んだことを少しずつ実践していたのです。効果が上々だったので、人にも勧めたいと思いました。

今日までの記事でもチラチラご紹介しておりましたが、今回改めて1記事使ってご紹介するのは「説得の心理技術—欲しい結果が手に入る『影響力』の作り方」(デイヴ・ラクハニ著)です。

ご紹介する前にひとつ注意があります。

この本は、会社経営や仕事やフリーランスを「今から始めます!」という人には向いていません。
ある程度の経験や実績を積んできたり、試行錯誤したにも関わらずいまいち効果が上がらない、という人向けの本です。

なぜそう断言できるかというと、本当は私、何年も前からこの本を購入して読んでいたんですよ。
しかし当時は今より全然ぺーぺーだったので、読んでみても「簡単に言うけど、こんなの無理だよ……」と思い、ハナから実践するのを諦めたのです。

しかし今年の5月に再読してみたら、「できる……できるぞ!」と、あんなに無理だと思っていたことが実現可能な自分になっていることに気づきました。中には「すでにやっていた」こともありました。

時代が進んで、ここに書かれていることが今よりやりやすい環境になった、というのもありますけどね。
どうにしろ、何かと理由をつけて動かない習慣がついている人にとっては、“ただ値段が高くて分厚くて本棚を圧迫するだけの無用の長物”です。

何を言われても「やってやるぞ!」という精神のかただけお読みください。

◆この本はどんな本か

この本の著者デイブ・ラクハニ氏は、聡明なシングルマザーであったはずの母親がカルト教団に入信してしまい、16歳までそこで過ごした経験を持つ人です。

「これはおかしい」と感じて彼は退団し、母親もその後に退団します。しかし母のほうは、死ぬまでその選択を後悔したり気に病んでしまうのです。

その経験を元に「人はいかにして洗脳/操作されてしまうのか」という人間心理を研究し、彼は説得技術のエキスパートに昇り詰めました。
そしてボールド・アプローチ社の社長となり、効果的な営業販売、マーケティング、広報活動を通じて、世界中のあらゆる企業の収益を急増させるという成功をおさめます。

そんな彼が開発した独自の説得技術を解説してくれるのが本書です。

といっても、顧客を操作(洗脳)するための本ではありません。
彼は言います。「操作は短期間で効果が切れて必ず失敗するが、説得とは永続的な効果をもたらし、顧客を良い気分にさせるものである」と。

私はただ商品やサービスを売るためだけでなく、「顧客を良い気分にさせる」方法が知りたくて、この本をもう一度読みたくなりました。

◆私が実践した、この本に書かれている技術

この本に掲載されている説得技術の中で、私が今年1月〜3月22日の今日まで実践した技術は以下のとおりです。

・説得力あるストーリーを語る
・自社(サービス)オリジナルのストーリーを作り、発信する
(※noteのプロフィールページと仕事依頼ページの更新)

・ストーリーを語る自分の声を録音して聞き、研究、改善する
・信頼できる身だしなみを作る
・「パワーの移行」を生むための行動を起こす
(スーパーバイザーの依頼、YouTubeゲスト出演等)

・専門分野を(改めて)決める
・本を執筆する
(というより、すでに出版社より出されている本や、自己出版した電子書籍のアピールを強める)
・自分のラジオ番組を持ち、司会者になる

・ブログを有効活用する(※私の場合は、このnote)
・相手の持つ「信念」を探るために相手に興味を持ち、質問する
・顧客の情報をできるだけ得るよう努める
・インナーサークルを作る
(※私の場合はnoteメンバーシップ)

・排他性の生じるシステムを作る
・得意客に直接アンケートをとる
・同業者に宣伝広告の評価をお願いする
・ウェブサイト上に動画を載せる

最後の話は先日この記事で書きましたね。↓

意外と色々やっていましたでしょ?(笑)
といっても、本に書かれていることをただ漫然とそのままやったわけではなくて、自分なりに内容をアレンジした部分もあります。

しかしながらこれらを実践した結果、本日で受付を終了する2024年3月分のカウンセリングお申込み・お問合せが急増しました。

あとなんかしらんけどnoteのフォロワーさんがどんどん増えているのは、説得の心理技術のおかげなのでしょうか(笑)。

◆この本の効果を最大限に活かす方法(個人的)

たいていの人は、どんなに素晴らしい本でも、1回読んでしばらくしたら忘れます。人間は忘れる生き物なので仕方がないです。

なので私は、下記の読書ノートとノート術を活用して一度読んだ本の内容を忘れないように(復習しやすいように)しています。
 ↓

今回の「説得の心理技術」は、何年も前に購入した時に読んだにも関わらず後半以降の内容をほとんど忘れていたので、改めて読書ノートに内容をまとめました。

ノート術の書き方が特殊なのもありますが、約2ヶ月かかってルーズリーフ93枚にまとめました(笑)。
300ページの本の内容を93枚にまとめたのですから、短くまとめられたほうでしょう!

「時間の無駄だ」と感じる人もいるでしょうが、私はデジタル利用における記憶力が異常に低いので、紙に書き出さないとまったく覚えられません。

(私に限らずデジタルだと記憶力が低くなる人が多いようですが、その辺は下記記事をご参照ください)

1回読んだ本の内容を忘れることと、忘れてもう一度同じ本を最初から全部読み直す方が「時間の無駄だ」と“私は”感じるので、読書ノートにまとめています。

何度も同じ本を読むのが好きなかた、楽しいかたはそのままでいいと思いますよ。人のやり方を否定する気はありません。

個人的には、紙に書き出した本が内容をよく覚えられ、実践もしやすくて良かったので、私と同じように「ノートに文字を書くのが好き」な方にはおすすめします。

◆各技術が気になったかたはぜひ本書でお確かめください

先ほどリストアップした「私が実践した技術」ですが、あえて内容を詳しく書かなかった部分もあります。

というのは、実践するのならちゃんと本書で「なぜこれをやるのか」という理論を学んでほしいからです。

冒頭でお伝えしたとおり、「今から新しいことを始めるから、とりあえず手っ取り早く説得力を身につけたい人」とか、「何かと理由をつけて動かない習慣がついている人」にはまったく向きません。

ある程度の経験や実績を積んで、もう一歩ステップアップしたい! というかたはぜひ本書を読んで実践してみてください。

読書は読むだけだと無駄になることが多いですが、実践したり発信したりしたならどんな結果になろうと絶対に無駄にはなりません。

あなたのお役に立てれば幸いです。
ではごきげんよう、さようなら。

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◆カウンセリングお申し込みはこちらから!

2024年3月分のご予約受付はいよいよ本日が最終日です。
当記事に書いたとおり、先月の募集分よりお申し込みが急増しました。
本当にありがとうございます。

次は4月までお申込みいただけません。悩んでいるかたはどうぞお早めに!

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【申込期限:3月22日(金)23:59まで】
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株式会社Gakken(旧学研プラス)より刊行。
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