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【↑全部やります!】パルシネマ年末年始 特別上映まとめ!【ドドッとすみません!】

※12/29 加筆

お世話になっております。
パルシネマしんこうえんです。

ちょっと前まで、もう少し冬らしい気温でもいいのになあ、とか舐めたことを言っていたら、あっという間に本領発揮されてしまいました。はやくも春が恋しい。なんてわがままを思っております2022年、年の瀬。

さて、2本立て+朝/夜パル1本立てで普段営業をしている当館ですが、なにかと四季折々に便乗して、1日限定等の特別上映を開催しております。春は恋しいですが、クリスマスも大晦日もお正月も年明けも!イベントをしたいぞ!なんてわがままで、この12月末からたくさん特別上映きまっております!

最早スタッフ内でも混乱してきている始末なので、ちょっとここにイベント上映情報をまとめておきますね。ご参照ください!


12/24(土)19:30〜 『スモーク』
12/31(土)〈三本立て〉ストップモーション”コマ撮り”名作選
1/2(月) 10:00〜ピアノ伴奏上映 ハロルド・ロイド『豪勇ロイド』

まずは直近の年末年始!(1週間ばかしに3回も特別上映が…。)

クリスマス・イブの夜には、傑作の名をほしいままにしている『スモーク』一夜限り!群像劇としても最高。音楽も痺れる。一つ一つのエピソードがもうそれぞれ珠玉。そして最後の「クリスマス」。あと個人的には「クリスマス話」の落とし所がめっちゃ好き…。”秘密”とは?

大晦日には、なんだこのラインナップ!?ストップモーション3本立て!飛ぶ鳥を落とすスタジオ「スタジオライカ」最新作に、チェコの伝説・シュヴァンクマイエルの『アリス』に、1933年の『キングコング』!

かと思えば年明けすぐ!楽士さんによる生演奏付きサイレント映画の上映。今回は三代喜劇王がひとりハロルド・ロイド主演の『豪勇ロイド』!伴奏は、すっかりおなじみの天宮遥さん。

↓こちらの5作品は一度まとめているので詳しくは以下でお願いしますね。

そろそろ年末年始の予定も決まってきたのでは!?
それぞれに座席指定ができる前売券を劇場にて販売中ですよ!


1/15(日) 9:15〜 『その街のこども 劇場版』

現在『すずめの戸締まり』なんかも上映していたり、改めて震災のことが少し思い起こされたりしていますが、我々神戸を含む兵庫県、関西の人間にとっての忘れられない日は1/17。

やはり阪神淡路大震災という大きな傷は、たびたびいろんな映画で題材にされており、昨年は当館もロケ地につかわれている『心の傷を癒すということ』を上映しました。

今年は「あれ、そういえば何だかんだでまだやったことなかった!?」ということで『その街のこども 劇場版』を1日限定で上映!

あらすじ:子どものころに震災を体験し、現在は東京で暮らす勇治と美夏。2人は“追悼のつどい”が行われる前日に神戸で偶然知り合い、15年目の朝を迎えるまで時間をともにすることに。復興を遂げた真夜中の神戸で、これまで語ることのできなかった2人の思いがあふれ出す。主演は実際に震災を体験している森山未來と佐藤江梨子。

物語、というか作りは本当にシンプル。たまたま知り合って終電を逃した2人が、共通の目的地へ歩いて向かいつつ、ただただひたすら話すともなく話しながら色々なことを思い出す、というもの。でも震災の映画としても、神戸の映画としても、そもそも映画として、もう本当に素晴らしくて!

まず神戸をよくご存じの方には言うまでもないですが、神戸という街の密集具合とでもいいましょうか。一口で神戸といっても東西南北でかなり(かなり!)景色・雰囲気が変わりますが、範囲としては自転車圏内、何なら徒歩で結構な範囲を行けてしまう。終電逃しても歩いてもええか、という距離感。

その範囲内でも、山側/海側、麓、平地。それぞれあるのがこれまた神戸。近い様で違う環境。そして目に付く”比較的”新しい住宅街。90年代中頃に建てられた、建て直されたと思しき建物たち。街を歩きながら思い起こされる当時のこと。それからのこと。

もちろんだからといって神戸、京阪神の人間しか共感できない映画かというと、当然そんなことはなく!語っているのは「街と記憶」「建物と記憶」そしてタイトル通り「こどもたちと記憶」。震災の体験の有る無し関係なく、皆様におすすめです!(既にご覧の方も、よろしければまた。何度でも。)

本当にただただ歩いているだけなんですが…。
また来年!


1/21(土)23:30〜 今泉力哉オールナイト!!!

神戸には、その名の通り映画を「チア=応援」してくれる「映画チア部」という学生団体があるのです。そのチア部×パルシネマで、定期的にオールナイト3本立て上映というお楽しみ企画をやっているのです。その最新回。な、な、なんと今泉力哉監督でオールナイトだ!

上映作品は、『どんてん生活』(1999年)『愛がなんだ』(2019年)『街の上で』(2021年)の3本となっております。

うん!うん!お若いながら多作&初期から名作製造機の今泉監督ですからね。初期作と近作とでバランスよく選ぶことができました。
うん!手前味噌ながらいいラインナップです!

って!ちゃうちゃう!!
ど、ど、ど、『どんてん生活』!!??
山下敦弘さんの!!!???

(茶番をすみません。)
そうなんです。今回のラインナップを決めるにあたって、
本当に初期作から名作ぞろいの今泉さんですからね。
色々と悩んでいたなか、これですよ。降って沸いた『どんてん』。

映画チラシさんからお借りしてきました。

『リンダ リンダ リンダ』『ハード・コア』の山下敦弘監督(このお方も代表作かけと言われたら多すぎてむずいですね。とりあえず私が初めてみた作品と最新作を…。)の大阪芸大卒業制作にして、これ卒業制作!?という一本です。

裏方含め関わっている人たちが今や日本映画界になくてはならない人になっているという”伝説前夜”の映画とも言えるでしょうか!物語を身も蓋もなく略すと、ろくでもない二人がダラダラろくでもない曇天な生活をしている、というものですが、ちょっとしたやり取り、仕草、表情がもう一々たまらんのですよ…。

この急な『どんてん』実は今泉監督選の「影響を受けた1本」なんです。
なんでも今回のオールナイトでも上映する今泉監督作『愛がなんだ』で、
『どんてん生活』のセリフオマージュをしているとか!?

私はすでにそのセリフをお聞きしていますが…。
えええ??あのセリフよね!?そうなん!!??
『どんてん』でそんなセリフあった?あったのか。
え、言っているとしたらあっちよね。
後の反応も含めると、そうかよね。そうかな?
でもどのシチュエーション!?

というやつです。お楽しみに!!!
今泉オールナイトの欄なのに山下さんのことばかり書いてしまった。
(ちょっとまたあらためて別稿で今泉作品のことは…!)

座席指定&割引がきく前売券を12/31(土)から劇場受付にて販売開始ですのでね!ストップモーション観がてら前売券なんてどうでしょうか!!!

↑今泉さんが山下さんを語るこんな記事も

気づけばもう年の瀬!
えげつない冷え込みに加えて、コロナだインフルだと不穏な毎日ですが
皆様どうぞご自愛ください!ご自愛しつつ、ご都合つけてお越しください!
お待ちしております!


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