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【体験談】ストレスで病気になった①【きっかけ】

わたしは仕事のストレスで体調を崩して、会社を辞めることになりました。その経緯を7回に分けて書きたいと思います。記事は下記マガジンにまとめています。▼

この記事はあくまで個人の体験談です。症状や経過については個人差があります。また、医療関係者による監修は入っておりません。ご了承ください※

発病のきっかけは部署異動

仕事もプライベートも充実していたころ、突然わたしに異動が言い渡されました。晴天の霹靂。ちょっと何言ってるか分からないです状態。先輩もビックリ。

会社員としての宿命、部署異動。今回の異動について、わたしは心の底では納得していませんでした。

適材適所の配置じゃないし、わたしのキャリアアップのためでもなさそうだしなぁ。なんでなんだろう? 理由を教えてくれない。他の人の異動も変な配置だし。奇妙だなあ。

でも、会社員である以上、異動は仕方がないことだ。逆境であってもチャンスと思って、与えられた場所で精いっぱい頑張ろう。置かれた場所で咲きなさいって言うしなあと、本音を飲み込みました。

仕事のミスマッチ感が頭を支配し始める

異動して1週間後。緊張状態が続く仕事(3日間)を任されました。
3日目最終日の仕事が終わって帰宅時、駅構内で強烈な腹痛に襲われました。同時に気分も悪くなり、駅のトイレへ。
この時は、数時間前に食べたアイスでお腹冷やしちゃったテヘペロと思っていました。
しかし、今思えばこれが一番最初のストレス症状でした。

異動して2年が過ぎたころ、明らかな異変が起こりました。仕事のミスマッチ感がわたしの頭の中を支配していったのです。

●仕事【内容】のミスマッチ:
① 異動先の業務の専門性が高い。例えば、営業畑で育ってきた人間が、今日から本社の経理ねって言われて、簿記分からないけど? ってなってる感じ。
② 仕事内容に興味がない。例えば、営業したいな...って、いつも思っている感じ。
③ 仕事量が多い。客観的に見てもらったら「3人分の仕事量」と言われる。土日も1日中 仕事をしている、仕事のことを考えている。

●仕事【環境】のミスマッチ:
① 電話が鳴りっぱなし。電話してる間にわたし宛に何本も電話がかかってくる。電話ノイローゼになりそう。
② デスク周りに圧迫感がある。周りに物が多すぎる。わたしは机周りに極力物を置きたくない。気が散って疲れるから。
③ 他の人の声がいちいち気になる。1日中ザワザワしているフロア。気が散ってしょうがない。

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わたしはこの仕事に向いていない。楽しくない。この環境から抜け出したいと思っていましたが、ずっと耐えていました。ストレスをじわじわ受け続けた結果、朝から晩までイライラしていました。そして、小さなミスが増えました。それまでは、少しのミスくらいならなんとも思わなかったのに、なぜかひどく動揺するようになりました。

都度、先輩に相談しました。「あなたなら大丈夫」「協力するから」と言われました。問題だと思っていることを一緒に解決していこう! と動いてくれたのはとても嬉しかった。でも、ストレスは減りませんでした。

眠れない!?

そのうち仕事に対するイライラは怒りに変わりました。毎晩仕事のことで頭の中がいっぱい。枕に八つ当たりする日々。脳が興奮し、交感神経が高ぶっていました。寝つけず、気づけば外が明るくなっている。平日5日間そんな感じでした。それでも、平日の昼間は全く眠気はなく、仕事をこなしていました。

土日はそれが逆転し、三度の飯時以外は爆睡。眠たくて眠たくて仕方がありませんでした。

不眠と過眠の繰り返しが2か月続きました。

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この時点で「体が変だな」って普通は自覚するものだと思うんですけど... わたしは自覚してなかったんです。

日々、目の前の仕事でいっぱいいっぱい。自分のことは完全に後回し。頭の中は「仕事しなければ... 仕事、仕事...」
この日常が当たり前になってしまい、心と体が常に緊張している状態に慣れてしまっていたのです。今思えば、社畜…?

会社では、年1回厚労省のストレスチェックを行っていました。
当時のわたしは「ストレス状況やや高め」「活気が乏しく、疲労感・不安感・抑うつ感が高く、身体愁訴が多い」「仕事量過多、業務の分配を相談しましょう」という結果が出ていました。
でも、わかってるよそんなの! で終わらせていました。

頭の中は「仕事... 仕事をしなければ... 」

そして、わたしの体には不眠以外にも様々な症状が現れ始めました。

②へつづく

読んでくださってありがとうございます。

この記事は、下記マガジンに入っています。

また、精神科・心療内科で処方された薬についての話は、下記マガジンにまとめてあります。