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⭐️心の学び:人間の本質は変わらない

「今の時代はね…」「この現代で…」と頭にくっつけて話し始める人も多い。多様性とか差別とかナンタラとかの話に多い。

しかし、人間がいくら時代を経ようとも人間の本質は変わらない。差別や区別、優劣など、自分の生存を有利にしようとする行動や心の使い方は変えられないのだ。

「昔はいじめなんてなかった」と呑気に言う人もいるが、気づかなかったのか、無自覚にいじめる側だった蓋然性がある。そう考えた方がいい。

人間は比較によって自分を測ろうとするものだ。
生き方、考え方、能力、そういったことを比較しながら選択していくものだ。
生存を有利にするためと繁殖相手として優位に立つためでもある。

他人と自分を比較した時、「劣っている」と判断したらどんな感情、どんな行動を起こすだろうか。認めるだろうか。否定するだろうか。

そういったことは、これまでも、今も、これからも続く。

「今の時代はね…」という言い方は、「今はこう考えなければならない」といったものだ。
ある意味強制的なものがある。変わったのではなく何かを変えたいのだろう。

社会システムが変わっても人間の本質は変わらない。いや、正確には変わるのかも知れないがそれが一般化することはない。生存や繁殖を有利にするとはいえないからだ。

人間は生存競争の中から抜け出ることは難しい。いや出来ない。
食料の確保、陣取り合戦、経済の奪い合い、次は何が訪れるだろう。

それらに対する人間の対処や反応や戦略は今も昔も変わらない。そのことに苦悩することも変わらない。

「今の時代はね!」と言っている本人はそのことに気づかないのである。そう言っていた奴はいつの時代にもいたに違いない。

何が変わったのだろう。
社会システムが変わっても人間は変わらない。人間の心が何に使われるかが変わらないからだ。

もし、それが変われば人間の存続は危うくなるという矛盾があるからだ。




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