哲学:心のコンディション
毎年この時期は暑い。来年も暑いはずだ。昨年も暑かった。
こんなわかりきったことなのに「暑い〜」と口に出るものだ。
このような不良な環境の中で心をどう使うかということを考えることは無駄ではないと思う。
屋外で仕事をしている人は日陰にはいると「涼しい」と感じる。この「涼しい」と感じることが大切なのだ。
何をどう感じるかはパーソナリティにもよるが、訓練によっても鍛えられる。
暑い時に「暑い」ばかりを感じていると、暑さにとても敏感になる。神経系と心理には関連があるのだ。
暑い中でも「涼しい」を感じることは難しいかもしれないが、ぼくができるのだから誰でもできる。
午後二時あたりに外に出ていくと、確かに暑い。暑いが耐えられないこともない。二時間ほど暑さに晒されていると慣れもする。
その後に冷房に当たるとか風に当たるとかすると「涼しさ」を強く感じる。身体は暑さよりも「涼しさ」を感じるようになるのだ。
こういったことは暑さ寒さだけでなく日頃の環境に対しても同じことがいえる。
こんな暑い時に、ぼくのような記事を読むことは鬱陶しいことかもしれないが、こんな時期に何をするかは大切なのだ。
それは後々になってわかることなのだが今はわからない。
心の訓練は生涯続くというのは本当だと思うが辛いことではない。
むしろ後で楽になるのでやるべきことだと思う。暑さはやがて終わる。