⭐️心の学び:芸術と生き方
多くの人は芸術について考えることはほとんどないようだ。
わかっているようでわかっていないのが芸術である。
noteへ芸術や絵のことについて投稿すると反応が薄く興味をもたれないことでもわかる。
しかし、ぼくは、素朴であろうとも哲学を探究するのと同じように芸術についても探究したいのだ。
芸術は「美」のみを指すのではないとぼくは思っている。
「芸術とは何か」への問いの答えは簡単に表すことはできない。
たとえば、土をこねて作る陶芸作品は、食器と芸術の違いは明確に示せるようでいて難しい。
しかし、百円ショップで売っている器が芸術作品ではないと誰でも思うものだ。
煌びやかに見える服が芸術とは言わないし、高額な貴金属が芸術だと誰も思わない。
細かい職人技は芸術のようにも思えるが職人芸と言うのが妥当だろう。
美や技だけで芸術を語ることは出来ないように思える。
井奥陽子氏の著書「近代美学入門」の中で、「芸術の本質は感情の表現である」という言葉を見つけた。
私たちが芸術を語り理解しようとする時のヒントにならないだろうか。
それは、私たちが惰性に流されて生きるのではなく、「生きる」という強い信念が何を示すか、ということと同じではないかと思えるのだ。
あなたの信念が、優劣ではなく「何を示すか」「何に適しているか」その問いにどう答えるだろうか。
ぼくは「生きる本質は信念の表出である」といことを見出した。