ウツとは何か？

3か月ぶりに同業者にお会いしました。
商売で出会った同業者（薬剤師ではない）で凄く人柄が良く常に礼儀正しくニコニコした好印象の方

その方が「最近、ウツで・・・」と話し始め、私は「ウツの勉強をした時があったな」と思い出しました。

ウツは一昔前までワガママ病だの色々と悪く言われてましたが今は脳内物質セロトニンによるバランス崩れの仮説が有力とされ薬もセロトニンの調整をする物が多く処方されています。

実はポジティブな人ほどウツになりやすいのです。
情熱的になりやすかったり協調性を大事にするとウツになりやすいのです。情熱的になると無駄に期待値を上げて失敗した時の落胆が大きかったり、目標が高く達成を得られなかったり、客観視できなくなったりします。
ポジティブはメンタルドラッグでドラッグが切れた時の反動が大きいのです。

逆に単にネガティブが良いわけではありません。
単にネガティブなだけもウツになります。
ネガティブ感情を正しく理解し、そのネガティブ感情がどこから来ているのか意味を見つけるのが重要です。

何事にも期待をしすぎず、失敗を想定し障害を想定し対応策を考える。ことがウツでも重要なのです。ポジティブ・ネガティブに偏るとセロトニンのバランスが崩れます。完璧主義の人がウツになりやすいのは、ある意味ポジティブ過ぎるのが原因です。

また、太陽の光や睡眠も凄く重要です。
寝ることが出来なくても夜になれば布団に入り、朝になれば太陽の光を浴びる。これでもセロトニンのバランスを少し戻すことができます。

そんなこと言われても「ポジティブ・ネガティブのコントロールはできない」という方は瞑想をオススメします。

瞑想はウツにかなりの効果があります。

いきなりの瞑想は難しいので毎日５分からスタートしてみて慣れてきたら30分～１時間毎日やってください。瞑想のやり方はネットで検索してみてください。

ちなみに、鬱と言った同業の方、最後までお話を聞くと「商売が上手くいかない」という理由で鬱になっていたのです。しかし、全然、私より稼いでいます。なのに何故ウツになったのか？それは、あまりにも商売が鰻上りだったため、期待値が高くポジティブになりすぎていたのです。

※鬱にも色々な原因があります。これは、あくまでも一例にすぎません。鬱だと思った時は病院に行き主治医の指示に従ってください。