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少年。

ボクは
女性の肉体で生まれた
LGBTQのかたであれば
意味はスグ理解できる

女子であることを
知られてはいけない
知られたくない

「男の子の格好して」
そんなふうに云わないで
ボクは
ボクの格好しているんだ

「男装の麗人か?」
おじいちゃま世代に必ず
同じ言葉を投げられる
まったく嬉しくない

「女子で生まれたなら
オンナじゃん?」

「オトコだとか嘘つくな!!」

「ホントのこといえ!
オンナだろ?」

「うそつき!」

「オトコのフリするな!」

「気持ち悪い」

性同一性障害
せいどういつせいしょうがい

また、
「障がい」なの?

ボクが自分で感じる
性別と生まれた性別が
一致しないことは
「障がい」なの?

10代の子供を
少年少女と呼ぶ
真の青春時代だ

無心だ
青く固い蕾だ

世界のことは
何もわからない
知らないことが多く
無限の可能性の時代

この時期に
しっかり学ぶことは
人生を大きく動かす

吉田松陰さんと
その弟子
高杉晋作さんとか
久坂玄瑞さんとか

その師弟関係の中でも
しっかりと
厳しく学ぶことを
叩きこまれてる

自らの信念に生きるためにも
しっかりと学ぶ

少年少女時代は
目で見て聞いて
肌で感じ体で覚える
数分しか
ジッとしていなくても
体験は脳に刻まれる

スポンジのように
全てを吸収すると
云われてる

色づき始める
思春期
これを「春」と表現する
日本語の素晴らしさ

初めての恋も
このあたりの時期で
初恋を色づくとも云う

生きていると
いろんなことがある
小さければ小さいほど
時間が無限で
ゆったりとある

1年で大きく成長する
子育てした人なら
理解できるだろうか

成熟したオトナにも
時間の流れは
理解できるかもしれない

ボクらにとって
6年間というのは
オトナと子供の差を
イメージするほど違う

しかし
成熟した人には
6年前は
まだ新しいことで
「曲」などにも
その感覚があるようで
6年前の曲を
「これは新しい曲ね」と
いう姿を叔母や
叔父に見かける

ボクらには
1年上の先輩は
とてもオトナに感じる

元子供のみなさまも
それは理解できると
思うのです

部活?などで
先輩後輩の差って
感じたと思うのです

先輩の存在は
先生より大きく
先輩がボクのために
一生懸命にしてくれたこと
何一つ忘れてません

まさしく
先輩に「献身」を学んだ
そう感じています

何の得もないのに
ボクのために
尽くして下さった

その感動は
心に滋養として沁み
感謝として実りゆく成長を
実感しています

先輩は偉大だ
先生と呼ぶべきか

まさしく
先に生まれると書いて
先生

理想が達成するまで
希望を失わないように

何度も何度も
ボクを励ましてくれる

「大丈夫
必ず理解される」

先輩は
何の得もない
何の責任が
あるわけでもない

ボクより1つ上
ただそれだけ
施設で出会った
それだけ

暗い闇の中
生きている
そんな感じだった
あの頃

「オンナのくせに
オトコとか嘘ついて
キモチ悪い奴がいる」

「オトコなら
パンツ脱いで
見せてみろ」

オトナからみたら
子供同士の
ケンカであり
たいしたことない
内容かもしれない

先輩だけは
走ってきて
止めてくれた

「イジメよくない」
「暴力反対」

ボクはこの恩に
ご恩に報いたい

深い闇の中
一筋の光のような
先輩の声

それはボクにとって
夜明けだった

明けない夜は無い

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読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました