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『スマホ脳』が勉強に悪影響⁉

みなさんこんにちは!
マスネット代表 まごめです。

『スマホ脳』をご存知でしょうか?
一般的な定義はありませんが、スマホやネットゲームなどに依存したような脳の状態を指すことが多いように思います。

ではこの『スマホ脳』は、子供や勉強に対してどのような悪影響を与えているのでしょうか?

そもそも、ゲームには神経伝達物質ドーパミンを放出させ、脳を興奮状態にさせる作用がある為、中毒性が高く、依存しやすいと言われています。
実際に大人でもゲーム依存で治療を受ける方がいるなど、WHOがゲーム依存は治療が必要な精神疾患と認定するほど深刻な状況になっています。
大人でも依存症になる可能性があるという事は、脳が発達途上である子供にはさらにリスクが高まるとも考えられます。

以前の投稿でも書きましたが、「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、青少年の約8割がゲームをしている現状があります。
実際にわたしが学習塾で教室長をしていた際にも、ゲームをしていない生徒の方が少なかった事が印象深く残っています。

脳科学的手法で認知機能の発達を研究している研究者の結果によると、ゲームを30分~1時間した後の脳は十分に働かない状態となり、その状態で本を読んでも理解力が低下してしまうというデータも出ているようです。
理由として、「ゲーム中に、物事を考えたり自分をコントロールしたりするのに重要な役割をしている前頭前野の血液量が少なくなり、機能が低下することが考えられる」と言います。

また、同じ研究者たちによる小学5年生~中学3年生を対象とした、スマホの使用時間と学業成績に関する調査では、
「スマホの時間が長いほど成績が良くない」という結果が出ています。
1日2時間以上勉強をする生徒でも、1日4時間以上スマホをしていると、スマホをやらないが勉強時間が30分未満の生徒よりも成績が悪くなる、というデータがとれたと言います。

もちろん、全ての子供たちがこれに当てはまるわけではないでしょうし、スマホやゲーム、SNSを使うことが絶対に悪いとは到底思えません。
しかし、ゲームやLINEなどのSNSには、長時間スマホを触らせる中毒性のようなものがあると、わたし自身も思うことがあります。
とくに難しい時期の子供たちにとっては、友人関係が気になりさらにスマホの方に意識が傾きがちでしょう。

また、最後にもう一つ紹介させていただきたいフレーズがあります。

新潮新書の『スマホ脳』によると、
アップル創業者スティーブジョブズは、「iPodを自分の子供のそばに置くことすらしなかった」と言います。
マイクロソフト創業者のビルゲイツは、「自分の子供には14歳になるまでスマホを持たせなかった」と言います。
アップル幹部のトニーファデルは、「自分たちはいったい何というものを作ってしまったんだと夜中に冷や汗をびっしょりかいて目を覚ますことがある」と言います。

少し大げさな表現にも思えますが、様々な科学的見地から、スマホの良し悪しについても、自分なりに判断していくことが求められてくると思います。

小学生でも普通にスマホを使いこなす時代になりました。
わたしたち大人がそれの使い方について気にしてあげる事がさらに重要となってくるでしょう。
今の時代になくてはならないものですが、
せっかく勉強してもスマホによって内容が入ってこなかったり、スマホによって勉強時間が削られてしまうことは本末転倒です。
なかなか難しい事だとは理解していますが、
・しっかり時間を決めて使ってみる
・勉強中だけはスマホを離して置いてみる
・スマホを使って勉強してみる
・フィルターや安心サポートなどをしっかりつけてあげる
などなど…
ぜひいろいろな方法を試してみて、自分の子供に合う、スマホとの付き合い方を見つけてあげてください。

今の子供たちにとって、家庭での学習の習慣を難しくさせている一因ともなりうる『スマホ脳』ですが、わたしたち大人がしっかりサポートしていけるようにするためにも、まずは大人の『スマホ脳』脱却も課題となってくるなと感じます。


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