【コロナ引きこもり日記】9日目

9日目 5月15日(金)

朝8時半。
今日はインターンがあるので、(私にとっては)早起きだ。

トイレに行き、歯を磨き、顔を洗い、鏡を見て、新しく現れたニキビにうんざりする。

上半身だけパジャマから黒いシャツに着替える。軽く化粧をして、ブルーライトカットメガネをかけて、パソコンの前に座る。今日も、頑張ろう。村上春樹ならここら辺で、パスタを茹でるのだろうか。

13時すぎまでインターンをしてから、ご飯を食べる。それにしても、パソコンの前にずっといると姿勢が悪くなる。ただでさえ猫背なのに、最近は悪化している気がするのは、気のせいだろうか。

最近得意の冷麺を作った。今日のゆで卵は上手くいかなかった。穴を間違えて反対側に開けてしまったからだろうか。解せぬ。

15時少し前に、郵便局へレターパックを買いに行く。近くまで来ると、長蛇の列ができていた。なんでこんなに!と思ったが、どうやら室内に入れるのは6人まで、その他の人は外で間隔を開けて並ばないといけないらしい。
しかもコロナのため、営業時間が短くなっていた。17時までだと思って来たら、15時までだった。ギリギリセーフ!!!よかったあ、早めに出て。レターパックに書類を入れ、宛名を書き、ポストへ📮

今日は、2日ぶりに外へ出た。
暑すぎず、寒すぎず、風が顔に吹き付けてきて、気持ちいい。

いつのまにか、半袖で外を歩ける季節になっている。いや、こないだも半袖でランニングしたけども。何というか、ああ、またこの季節が来るんだなという気持ち。悪くはない気分だ。暑いのは嫌いだけど、この雰囲気は好きだ。匂いとか。真っ青な空とか。花火とか。

家の周りをぶらぶらと散歩する。途中、「おそば」と書かれた旗を持ってうろうろしているおじさんを見かけた。仏壇屋の向かいのお蕎麦屋さんだ。この人も、一生懸命に生きているんだなとしみじみ。今度食べに行こう。仏壇屋のおっさんは、今日は見れなかった。残念だ。

そのまま、帰宅。この間のランニングでこしらえた筋肉痛が、まだ消えない。こうやって歳を取っていくんだなぁと悟る。

『ハイキュー!!』を観る手が止まらない。2ndシーズンは、手に汗を握る展開だった。

春高行きをかける決勝。強豪相手に5ゲームのフルセット、最終セットは15点マッチ。そのデュース。一点取って、取り返される。追いついた!と思ったらまた点を取られる。どんなに上手い奴でも、足はフラフラ。体力も限界。

それでも、ボールに食らいつく気力。絶対にボールを繋いでやるという集中力。仲間を信じる力。何よりも、絶対に勝つという気持ち。

全部が、今の自分にはないものだなぁと思う。こういう土壇場の場面で勝てるというのは、相当な精神力が必要だ。私は、こういう時にいつも負けてきた。自分が自分の弱さを、いちばんよく分かっている。だから、彼らは本当に強い。凄い。高校生って、最強かよ。

どうやったら、自分のやっていることをそんなに信じられるのだろう。どうやったら、自分をそんなに信じられるのだろう。もっともっと、知りたいと思う。私も、負けたくないと思う。

でも私は、今もこうして誰かの頑張っている姿をスマホで見ながら、頑張っていない。受け身のアニメを、ただ見ているだけだ。画面の中で動く凄い人たちを見て、自分が凄くなったような気になっているだけだ。実際は、何もしていないのに。色んな方向から、現実を突きつけられる。だらだらとこんなアニメを見ていていいのかって。何してるんだって、心の中のもう1人の自分が騒ぐ。こういう瞬間が、いちばん嫌だ。賢者タイムって、こういう感じなのかな。

たかがアニメ一つでこんな気分になるなんて、ふん、面白い奴め。見てろ、いつかお前(誰)をぎゃふんと言わせてやるからな!このハイキューを観終わったら、次はアニメの方から、「俺まじでめちゃくちゃ面白いんで観てくださいお願いします!」って頭下げられるまでぜっってえぇえ観てやんねーかんな!!!!ふんっ

変な意地を張ってみる。

3rdシーズンに突入した。ぐぬぬ、面白くて腹立つ。でも、日本に生まれて良かった。日本語で漫画が読めて、日本語でアニメを観れる時にいつも、日本人で良かったと思う。クリエイティブすぎ、あなたたち。ありがとう。

夜は適当に納豆ご飯とキムチ。最近、毎日納豆ご飯を食べないと落ち着かなくなっている。健康的すぎて、自分が怖い。納豆を食べている時も、幸せだ。

食べ終わってから、ごろごろ。

たまたま、イラストレーターのワダシノブさんのすぐやめることをオススメというnoteを読む。

私は、とっても共感した。あ、これは続けても意味ないな、メリットが少ないな、と思うものは早めにやめた方がいいのだ。色んなことをやってみるのと同じくらい、何かを諦める、やめることって凄く大事で、勇気がいることだ。

私も大学1年で部活を辞めた時、そう感じた。部活をやって、ボランティアをして、バイトをして、教習所に通って、大学の課題をこなして、色んなことをやり過ぎて、キャパオーバーだった私には、部活を辞める事は最もいい選択肢だったと思う。決断には時間がかかったけれど、思い切って良かったと心から思う。

もちろん、今でも、あの時続けていたらどうなっていたかなと思う時はある。ハイキューなんかを観ていると、特に思う。それでも、あの時やめていなければ、今の自分はいないとも思う。あの時の決断が、自分を強くしたとも思う。部活に入った事は後悔していないし、やめたことも後悔していない。

全て、自分で決めたことだ。自分の決断には、自分で責任を取らないといけない。だから私は、これからも闘うのだ。「今も部活に入っていたらなっていただろう自分」と、常に闘うのだ。その自分に負けないように、劣らぬように、精一杯今を生きることだけが、今の自分ができるベストだから。見てろよ!自分!

とじぶんを奮い立たせる。

よし、今日も生きるぞ。明日も生きるぞ。死なないぞ。がんばろう。

明日は、昼過ぎにウェブテストを一つこなしてから、夜にオンラインでボランティアの打ち合わせだ。

明日もじぶんと闘うぞっっ

ああ。今日は、外に出た。

おやすみ。


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