【ユンゲ・フライハイト紙】非合法の移民: 国法学者: メルケルの国境開放政策は憲法違反である。

2020年1月27日
ベルリン発: 国法学者でかつての国防大臣のRubert Scholzが、連邦首相のアンゲラ・メルケル(CDU)による2015年秋の国境開放政策は、「憲法にもヨーロッパ法にも違反している」として、改めて批判した。彼は、今日に至るまでこのことを主題にしたのが、ドイツのための選択肢以外にないことを嘆いている。

「ある社会がそのうちで共生をしている国家のうちにおいては、ただ法律と憲法だけが基準となるべき限界なのである」、ScholzはWelt紙に対して、はっきりと語っている。「どんないわゆる道徳もそれを飛び越えることは許されないのである」。そうでなければ法治国家は終わってしまう。彼は警告する。「依然として1年に10万人以上のも人間を私たちは受けいれているが、彼らは皆、文面化された法的状況においては、受け入れに対するいかなる請求権も持っていないのである」。

気候保護についての論争は「ヒステリックで極端である」
ドイツのための選択肢を排除するような政治についても、Scholzは「非常に問題である」と見なしている。その政党を何がなんでもポピュリストとかレイシストとか呼ぶようなやり方は、まったくよい民主主義の様式ではない。自らの政党であるキリスト教民主同盟に対しては、WertUnion(CDU内の保守的メンバー)と対話を模索することを薦めている。「彼らは皆、功績のある良きCDU人である」、こうScholzは語っている。

ドイツにおける気候保護についての論争も、Scholzは「ヒステリックで極端である」と見なしている。この国では「ある主題が俎上に上ると、いつでもあれかという仕方でだけ、それを考えるのである」。しかし政治的に円満な論争は、まさに多元主義的な社会なればこそ、開かれた妥協可能なものでなければならないのだ。ドイツにおいては「残念ながらもはや事態はそうなっていない」。

Scholzは、昨年のJunge Freiheit紙のインタビューにおいても、その継続的な憲法違反について、連邦政府を批判していた。基本法の第16条aの第2項を顧慮しつつ、彼はこう語っている。「この条項は2015年に思いっきり破られただけではない——それは以来ずっと破られ続けているのである!そして、それは同じことを述べているダブリン規約についても当てはまっているのである」。

https://jungefreiheit.de/politik/deutschland/2020/staatsrechtler-grenzoeffnungspolitik-merkels-ist-verfassungswidrig/

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