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とみえり
2019年5月11日 17:26
ベトナムのとある海の近くの小さな町で生まれ育ったその人は、その町があまり好きではないと言った。小さな町で、誰もが自分が何者であるかを知っていて、町に唯一あるケーキ屋さんは、町の人々のすべての誕生日を把握しているという。大きな産業はなく、多くの人々が食べ物を売って暮らし、通りには等間隔に麺類やフルーツジュースなどの似たようなお店がずらりと並ぶ。彼の父は、その町で唯一の大きな手術ができる医者だ。彼
2018年4月3日 01:04
そのとき、突然思い立った。「なんか、楽しいことしたい」数分後には頭に浮かんだ友達に連絡していた。次の日わたしたちは、前日に突然召集して集まった変わり者たちと、ハノイからバスで2時間半離れた場所にいた。突然の思い付きで決めたホアビン省というところに、惹きつけられたように行ってきた。*「そのとき」わたしは、オフィスで仕事をしていた。土曜なのに、くそう、と思いながら。「楽しいこと!!」と
2018年2月4日 00:36
どこかに行ったとき、またその場所に行きたいなあと思うのは、ご飯が美味しかったからとか、あの世界遺産をもう一度見たいとかじゃなくて、誰かにまた会いたいなあという理由からだと、わたしはおもう。普段、日常を生きてて道で突然誰かに話しかけたりすることはあんまりない。有名人に会ったときとかハンカチ拾ったとか、だけ。でも、旅という「非日常」になるとそれは違う。出会う人とは”ワクワク”という共通点があっ