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出社と在宅を組み合わせた、ハイブリッドワークのすすめ

こんにちわ。毎日厳しい暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
外出して出社をするのも一苦労ですし、外出を回避して在宅勤務をしていても電気代も気になってしまいますね。
そんな中、今回は出社と在宅を組み合わせた(いいとこ取りの)ハイブリッドワークをご紹介いたします。


ハイブリッドワークとは

暑さもそうですが、通勤時間を短縮できる、自由な時間が増える等、在宅勤務の良さを経験された方は多くいらっしゃるのではないでしょうか? そんな中で「これからは出社してね」と言われてもちょっとイヤですよね。
とはいえ、管理者の方々は部下とのコミュニケーションや業務の把握の為に出社して欲しいというお気持ちもあるかと思います。
その両方を解決するのが、出社と在宅を組み合わせたハイブリッドワークです。
具体的には、出社、在宅といった働き方を社員が選択できる方法です。
職種や希望に応じていろんなやり方が想定されますが、一例を上げると、

  • 仕事の状況に応じて従業員の判断で出社/在宅を選択できる

  • 割と集中することが多い仕事(例えばシステム開発やデザイン、文書作成など)は在宅で行い、打ち合わせがある時だけ出社する

  • 育児や介護等、出社が難しい状況の時だけ在宅を選択できる

などなどがあります。いずれにせよ、仕事の状況や社員の事情に併せて柔軟に働き方を選択できる、というのがハイブリッドワークの考え方です。


ハイブリッドワークのメリット

では、ハイブリッドワークについてもう少し考えてみましょう。まず、メリットについていくつか上げてみます。

・生産性が向上する
 
→働きやすい環境が選べるようになる、時間効率を考えて仕事をするようになることで、生産性は向上します。
・従業員満足度が向上する
 →もう多くの方々が在宅ワークのメリットを知ってしまっています。逆に出社に切り替えた場合、むしろ満足度は低下するでしょう。また、ワーケーションなどの多様な働き方が実施できれば、更に満足度が上がる可能性があります。
・優秀な人材を確保できる
 →今や採用の時に「御社は在宅勤務を実施していますか?」と聞かれないことはないと思います。また、遠隔地に在住の方を採用することも可能になります。
・オフィスレイアウトの最適化とコスト削減
 →ハイブリッドワークを実施する際に併せて検討したいのが、座席のフリーアドレス制の導入です。ハイブリッドワークにすると全員が出社することがなくなるので、座席を集約することでフロアレイアウトの効率化に繋がります。


ハイブリッドワーク実施の課題

では課題となるのはどんなことでしょうか?既に皆さんもご経験があるでしょうが、いくつか上げてみます。

・コミュニケーションが困難になる
 →既に体感されていることかもしれませんが、オフィスにいたら「ちょっといいかな?」と声を掛けてその場で解決することが難しくなります。チャットやZOOM等のリモートコミュニケーションツールを活用して気軽なコミュニケーションを実施しましょう。
・出社組との情報格差
 →出社状況がバラバラだと、出社しているときに全員に伝えることができなくなります。全員が入っているグループチャットで伝達をする、定例ミーティングで伝達するようにするなどの対応を行いましょう。
・勤怠管理が難しい
 →オフィスだけでなく、在宅でも働くことになりますので、どこでも勤怠打刻ができるような仕組みが必要となります。そのような勤怠管理システム等の導入を検討しましょう。
・帰属意識が薄れる
 →出社組との情報格差にも関連しますが、どうしても働き方が出社/在宅のどちらかに偏ると、コミュニケーションにも偏りが出るようになり、在宅中心の方はオフィスに対しての帰属意識が薄れる可能性があります。例えば月に一度は打ち合わせに参加する、3ヶ月や半年に一度は社員集会などを実施して集合し、組織の一体感を高める等の施策があると良いでしょう。
・ハイブリッドワークに合わせたルール制定が必要
 →従来、出社することを前提としていた社内ルールを見直す必要が出てきます。例えば、通勤交通費は会社から一定の範囲に在住することを想定して支給額等を規定されているかと思います。これが遠隔地の在住が認められれば、支給額や距離、特急料金の適用、定期代等の計算方法を適切な形にしなければなりません。もちろん、どのようなポリシーでハイブリッドワークにすべきかということをまずは検討する必要があります。


各社の動向は?

各社の事例を見ていると、業種にもよりますが、対応が分かれているように見受けられます。
ニュースにもなっているのでご存知の方も多いでしょうが、例えばホンダは5月から週5日の出社となりました。反対に、NTTや富士通が原則在宅勤務とすることを発表しています。また、グーグルとアップルはハイブリッド型になっていますね。
いずれにせよ、在宅ワークのメリットを知ってしまった以上、それを取り入れないわけにはいかないでしょう。ですので、導入におけるメリットと課題をしっかりと検討し、導入に向けて前向きに取り組むことが企業に求められていると考えます。


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