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没後120年 エミール・ガレ展

ガレは何度も観てるので
行こうか行くまいかずっと悩んでたけど
初公開が64点、とのことでやっぱり気になって
最終日に滑り込み。

やっぱり黒のシリーズ(悲しみの花瓶)が好き。
ススのような靄、
その中にうごめく虫たち。
こうやって言葉にすると不気味なものでしかないのに
なんであんなに美しいのか…
オパールの一種、玉滴石(ハイアライト)が材料に使われた、と知ってびっくり。
黒の花器では『オモダカの葉、コウホネの花』も良かった。
黒いガラスの下に別の層を重ねておいて、
上の黒をこそげ落とすことで下の層がチラ見えする。
それもう陶芸だよね…

メインビジュアルに使われてた『花器(プリムラ)』も
下部分の葉の所に茶〜オレンジの斑点が飛び散ってて
純粋に「キレイ」なだけにしない。
より「自然」に近づけている、ということなんだろうけど、
絶対アマノジャクなんだろうな、と思う。

撮影NGのためプレスリリースより。

今後観ることができないかもしれない物をいっぱい観れて、
やっぱり行ってよかった。
これだけのものをお持ちになってるコレクターが
少なからずいることがなによりの驚き。

目が落ちそう

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