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「働きたくない!」と言いながら就活する大学生

こんにちは、おゆ先生です。
この時期はよく就活生のエントリーシートの添削をしたり、相談に乗ったりします。ほとんどの学生さんが「働きたくない!」と言いながら就活をしています。一方で就活を楽しんでいる就活生は、何故かゲーム性を見出していたり、攻略法を見つけようとしていたり、謎の方向性を持っています。

そりゃ働きたくないですよね。新しく人間関係を築いて、気が合わない人とも一緒に仕事して、朝早くに出社して夜遅くまで働いて、休日は仕事で資格とるための勉強して、給料は上がらないのに物価だけ上がるし、趣味に使う時間もお金もカツカツだし、とかいう現実が垣間見えていますもんね。

実は私も常々「働きたくない!」と思っています。でも働かないとお金が無くて生きていけなくなるので、とりあえず仕事として教育をしています。これは相談に来た学生さんにも公言していて、驚く人が大半です。真面目に働いているように見えているなら私の術中にはまっていますね。常にどこに力を入れて、どこの手を抜くかのバランスを考えていますから。もちろんクオリティは下げずに。

ベーシックインカムとして年間どれくらい貰えたら仕事をやめるか?相続したものが不労所得として死ぬまで収入になるなら今の仕事はどうするか?など、取らぬ狸の皮算用が楽しいのですが、そんなものは実現しないのでただの妄想です。

たまたま職にした教育という仕事が、私にとって得意分野だと分かったので、そのまま続けていますが、目指した職が自分と合わなかったらただの不幸です。大きな会社なら別の部署に異動させてもらうか、転職するかを考えるしかありません。

何年か前のドラマか何かで「イタリアでは労働は罰」のようなセリフがあったと思います。「そうなのか…」と当時衝撃を受けたのですが、罰ならばさっさと終わらせて帰りましょうという働き方がよく理解できます。

でも日本人は、早く帰ったり休暇を取ると罪悪感を感じますよね。休んだ分を取り返さないと!とか、休んで同僚に迷惑かけたからお詫びの品を持っていこうとか。

まぁ宗教とか思想の違いと言えばそれまでなのですが、私はイタリアに生まれたかったなぁと思うばかりです。日本でも働き方改革などが進められています。ブラック企業は滅びてもらって、定時に帰っても休日に休んでも何の罪悪感もない世界になることを祈っています。あと、残業代がないと生きていけない給与体系も改善されることを祈っています。

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