アルバトロス

会計プロフェッショナル、鎌倉在住、fifties、海好き

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最近の記事

Oyster Sauce #10 『会計原則 3/7』

覚悟はしていたものの、猛暑は厳しいですな。 さて、3つ目の会計原則は、「資本取引・損益取引区別の原則」で、会社に入金等があった場合、資本取引なのか、損益取引なのか、確りと区別しなさい、というもの。 資本取引であれば、当該取引は「資本金・資本準備金・資本剰余金」の増減として会計処理が行われ、損益取引であれば、当該取引は「損益計算書」に反映される会計処理が行われることになり、結果としての法人税負担後の当期利益は、「利益剰余金」を構成することになる。うーむ、難しいね、この説明で

    • Oyster Sauce #9 『会計原則 2/7』

      真夏がやって来た、やっと。 海の家がない夏の海辺、安全面が危惧されているが逗子海岸にはライフガードがいてくれているようだし、由比ヶ浜も夜は警察によるパトロールが行われている様子。皆が安全に楽しめる海辺であって欲しいと願う。 前回に続いて会計原則その2、「正規の簿記の原則」についてコメント。「企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない。」という内容で複式簿記で帳簿をつけることになっている。簿記には「単式簿記」というものも

        • Oyster Sauce #8 『会計原則 1/7』

          4連休も最終日となったが、漸く晴れた。やはり快晴は気分が良い。特に雨上がりは空気が澄んでいるのか、目に映るモノもキレイ。 さて、会計には7つの原則があるがその1が「真実性の原則」だ。簡単に言うと、都合の良い数字を作るな、という事。#2『そもそも会計とは』でも触れたが、決算書は様々な利害関係者が使うものなので、真実でないものは勘弁して、という事だ。 資金の動きという事実に、会計方針と会計見積りというフレーバーが加えられるので、出来上がった決算書には当然ながら作者=経営者の個

        Oyster Sauce #10 『会計原則 3/7』

          Oyster Sauce #7 『佐島のイワシは美味しい』

          イワシは美味しい。しかも安い。 日曜日は天気予報が外れて快晴、気分がよかったのでドライブがてら佐島まで足を伸ばし、魚屋さんを覗いた。佐島沖で漁れた魚介類を中心に売っている「かねまつ商店」というお店で、所狭しと商品が並ぶ。鱧、鯛、アジ、ムツ、ホラ貝、サザエ等々、どれも新鮮で生簀にいるものも多く、何を買おうか悩んだ末、イワシに決定。200円で15センチ程度のマイワシが12尾も入っていた。 氷もたっぷり袋に入れて頂き、帰宅。早速、調理開始となったがご存知のとおりイワシは鮮度が命

          Oyster Sauce #7 『佐島のイワシは美味しい』

          Oyster Sauce #6 『天国と地獄』

          「釜揚げうどん 天国と地獄比べ」についてもう少し。 天国でも地獄でも釜揚げうどんが、それはそれは大きな釜に入って供されるとか。しかも物凄く狭い部屋で、とーっても長い箸が用意されている。地獄では、我先にと、とーっても長い箸で釜の中のうどんをすくいとろうとするので、お互いの箸が邪魔になり「おい、邪魔だ、どけ!」と怒号が飛び交い、一向に食べることができない。一方で、天国ではと言うと、その長ーい箸を使って、大きな釜の向かいにいる人に「はーい、お先にどーぞ」ってな具合に食べさせてあげ

          Oyster Sauce #6 『天国と地獄』

          雨がやみ、青空に

          雨がやみ、青空に

          Oyster Sauce #5 『目立たないところで』

          ステイホームの影響もあってか、家庭菜園が流っている。 我が家でも駐車場脇の猫の額ほどの場所に、ミニトマトが植えてある。苗の状態で購入して地面に植え替えたものなので、雑草に覆われているのだが、コレがスクスクと成長し幾つもの実がなり、青かったものが赤く色づいてくる。明日が食べ頃!と思って収穫を待ち望んでいると翌朝には誰かに食べられていたりする。駐車場脇で人目には付かない場所にあるので犯人はといえば、動物なのであろう。鎌倉にはリス、狸、ハクビシン、トンビ、蛇、ヤモリ等々生息してい

          Oyster Sauce #5 『目立たないところで』

          Oyster Sauce #4 『願いは実現してしまう。。。』

          想いは、願いとなり、実現する。 あーなったら良いな、こーなったら良いなと想った事が実現することは多い。 日本全国に神社は約8万社、お寺は約7万社あり、鎌倉にも多くの寺社仏閣があり、我々の生活に「願い」は完全に溶け込んでいる。そう、神社の御賽銭箱に小銭を投げ入れ( 最近はスマホ対応 )、パンパンと柏手を打って、今度こそ、可愛いカノジョが出来ます様に、出世出来ます様に、お金持ちになれます様に、と想い、願う。叶う事もあるし、(未だ)叶わない事もあるが、現実を引き寄せようとして、

          Oyster Sauce #4 『願いは実現してしまう。。。』

          Oyster Sauce #3 『死ぬことと税金からは・・・』

          死ぬことと税金からは逃れられない。 西洋の格言だが、核心を突いている。人は長生きすることは出来るが、死ぬことからは逃れられないという事は皆が知るところだが、税金も同様であると言われると妙に納得してしまう。 歴史を紐解くと、世界では為政者の出現と共に様々な税が課せられ、日本では遠く邪馬台国での貢物、飛鳥時代では大宝律令(701年)によって租庸調という税や労役が課せられた、とある。 現代でも勿論、変わりはなく、憲法30条に「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ

          Oyster Sauce #3 『死ぬことと税金からは・・・』

          Oyster Sauce #2 『そもそも会計とは』

          そもそも会計とは何ぞや、と。 会計≒複式簿記といっても過言ではなく、企業や事業の成果を測るために、中世イタリアで「発明」され、大航海時代のヨーロッパ商人に広く普及。 財政状態、経営成績を表し、ビジネスパーソンにとっての共通言語、経営者自身にとって有用であるのみならず、出資者・取引先への報告、課税当局との調整等々に使うことができる。 なので、本当は、一生使えるツールとして経営者には少なくとも日商簿記3級試験にはチャレンジしてもらいたいと思うのだが、中には、経理は信頼してい

          Oyster Sauce #2 『そもそも会計とは』

          Oyster sauce #1 『牡蠣の如く』

          第一回目として、まずは「自己分析」からと思う。 今風に、ハッシュタグで表すならば、以下のキーワードになろう。 オンでは、 会計プロフェッショナル、会計、税金、マネー、社外役員、コンサルタント、投資等 一方、オフでは、 鎌倉、海、ヨット、犬、育児、料理、食べ歩き、音楽、映画、読書、不動産、建築、インテリア、アート、バブル、神道等 はあ〜、書き並べると典型的なバブル世代のオヤジ。育ってきた環境というのは改めて恐ろしい。VUCAの時代と言われて久しいが、今までも何とかなって

          Oyster sauce #1 『牡蠣の如く』

          はじめに

           私は、30年以上、会計業界でプロフェッショナルとして仕事をしてきた。ビジネス人生も後半戦に入っており、自分なりに過去を振り返ることで、未来に向けての自分の歩みを確かなものにしていきたいと思う。  また、縁あってこのサイトを訪問してくださる方が私のコラムを読んでくださり、ほんの少しでも新しい発見をしてもらえたならばとても嬉しく思う。  因みにプロフェッショナルとしての私は、クライアントに対して守秘義務を負っているので、以後のコラムにて、私が固有名詞等を挙げた場合でも架空のもの