Oyster Sauce #3 『死ぬことと税金からは・・・』

死ぬことと税金からは逃れられない。

西洋の格言だが、核心を突いている。人は長生きすることは出来るが、死ぬことからは逃れられないという事は皆が知るところだが、税金も同様であると言われると妙に納得してしまう。

歴史を紐解くと、世界では為政者の出現と共に様々な税が課せられ、日本では遠く邪馬台国での貢物、飛鳥時代では大宝律令(701年)によって租庸調という税や労役が課せられた、とある。

現代でも勿論、変わりはなく、憲法30条に「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ」とある。

不老不死の薬を求めることが人の性であると同様、税金からも逃れたいと人は思うのであるが日本に暮らす限り中々難しい。但し、いわゆる出国税を納め、タックスヘイブン(租税回避地)に移住、日本の非居住者になるという裏技はあるが、今までの築いてきた人間関係諸々断ち切って慣れぬ土地に移住することになるので、不自由さを感じているケースも多いと聞く。

また、皆が知っている有名企業が実は何年も納税していない、といった類のニュース報道があると税の公平性について考えさせられることになる。

釈然としないが、この日本が好きで住み続けるならば、しっかりとタックスプランニングしたうえで、前向きに捉えて見るのはいかがか。税金を払わずしてお金持ちになった人はいない、と。

「税」は「ちから」。「税」を「ちから」にする。

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