Oyster Sauce #5 『目立たないところで』

ステイホームの影響もあってか、家庭菜園が流っている。

我が家でも駐車場脇の猫の額ほどの場所に、ミニトマトが植えてある。苗の状態で購入して地面に植え替えたものなので、雑草に覆われているのだが、コレがスクスクと成長し幾つもの実がなり、青かったものが赤く色づいてくる。明日が食べ頃!と思って収穫を待ち望んでいると翌朝には誰かに食べられていたりする。駐車場脇で人目には付かない場所にあるので犯人はといえば、動物なのであろう。鎌倉にはリス、狸、ハクビシン、トンビ、蛇、ヤモリ等々生息しているので、奴らの食糧になっているのであろう。無事に食卓に登ることとなった赤いミニトマトは、当然ながら美味しい。

ビジネスも目立たないところで、しっかりと利益を上げている事業者はとても多い。競合があまりいないので価格決定権が事業者側にあり、結果として充分な利益を享受出来るのだ。これが競合だらけの業界となると価格決定権は顧客側に移ってしまい、利益率は下がり、生き残りをかけた事業活動になってしまう。

どちらの世界で活動したいのか、先ずは自身の内なる声を聞いてみよう。そうそう、あの有名な「釜揚げうどん 天国と地獄比べ」を思い出しながら。どちらがおススメという訳ではない、最後は自分自身の達成感・納得感の問題だから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?