Oyster Sauce #9 『会計原則 2/7』

真夏がやって来た、やっと。

海の家がない夏の海辺、安全面が危惧されているが逗子海岸にはライフガードがいてくれているようだし、由比ヶ浜も夜は警察によるパトロールが行われている様子。皆が安全に楽しめる海辺であって欲しいと願う。

前回に続いて会計原則その2、「正規の簿記の原則」についてコメント。「企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない。」という内容で複式簿記で帳簿をつけることになっている。簿記には「単式簿記」というものもあり、コレは家計簿とかお小遣い帳をイメージしてもらえればいい。恐ろしい事に官庁会計はついこの前まで単式簿記&現金主義を採用しており、東京都の場合は平成18年3月までそうであった。

現金主義と発生主義の違いは簡単で、現金が動いた時に会計処理するのが現金主義、取引が実現した時に会計処理するのが発生主義と言うこと。なので、現金主義では、売上が確定し請求書を送付しても売上計上はなされず、売掛金の入金があった時点で初めて売上の計上がなされるという事になるし、商品を仕入れた際も買掛金を支払うまで仕入の計上が行われない事に。

まあ、複式簿記&発生主義であれば、財政状態と経営成績を表す事が出来るのだから、公的部門の財政状態が危惧される時代には至極当然の流れだった。






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