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秋の大掃除 / 柳月のお菓子


夏の暑さも思い出せないほどに寒くなり、部屋着は長袖になった。扇風機もしっかり羽を洗い、夏の汚れを落として「ありがとう、来年もよろしくね。」と片付ける。

田舎の野菜直売所にはカボチャがたくさん並び、山々にはちょっぴり黄色が見えている。寒さを感じても、花壇の花たちは大きく成長し続け、元気に上を向く。




大掃除は普通大晦日や年の暮れに行うものだが、我が家は毎年秋に行う。北海道の冬は寒く水仕事は敬遠したいもので、なにより除雪作業があるので大掃除を行う体力は残らない。


学生の頃から、私は掃除や断捨離が好きだ。
何かに悩んだり追い詰められたりすると、まず掃除をする。なにも考えずに没頭できるので頭の中を整理できるのかもしれない。終わった後はいつも少しスッキリしている。



そして物をあまり持たない。
「これがあれば便利だな」と思うより「これはない方がいい」と感じてしまうことの方が圧倒的に多いと思う。


家族や友人が遊びに来ると「物がなくてスッキリしてるよね。」と必ずと言っていいほど言われる。なぜ物がないのかと言われれば、『把握できないほど物がある』というのは苦手だし、『掃除が大変』になってしまうのも嫌だから。


一番苦手なのは『探し物をしている時間』だ。もちろん何度か経験済みである。大したものでなければよいが、明日提出のものや数日後に使用するものだと、冷や汗と涙を流しながら探さなければならない。そのため書類の整理はきちんとしておこうと小学生の頃に誓った。私は他人より、把握できるモノのキャパシティが小さいのかもしれない。




例えば、観光地やテーマパークへ行ったとする。
私は他人へのお土産は買うのだけれど、自分のために何かを買ったりができない。食べ物は無くなるのでいいのだが、残る物に関しては「またここに来たら見られるから、わざわざ家に持って帰らなくてもいいか」と思ってしまう。


そんな私だが、友人の家に行くとたくさんのかわいいディスプレイやコレクションを見てすごく憧れる。こんなかわいい部屋で過ごせたら楽しいだろうなあ、これだけ好きなものに囲まれて生活できたら幸せだろうなあと。でも自分にはそれはできなくて、落ち着くのはやっぱりスッキリとした家。



私が所持しているもので一番多いものはなんだろうか。
きっと、本、服、ゲームくらい。
でも洗濯機や掃除機などの家電製品はあるから、ミニマリストではないかもしれない。掃除は好きだが、常に時間と体力の多くを奪われてしまうのは私の生活感とは違う。


あとは家族や友人から頂いたお手紙や色紙、お土産は大事にボックスへ入れてある。たまに辛いことがあったりすると、ボックスを開いてお手紙を読み返す。


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「今日はここ」「今日はこれ」と大掃除をする秋。

息抜きに柳月のお菓子を食べながら。



バスキュー
とってもおいしいバスクチーズケーキ🧀
おすすめ!



酪農みるくバターケーキ
 食べたことがない方、まず1度食べてみてほしい🧈



自分のことを甘やかしながら、短い秋を大切に過ごそうと思う。









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