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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2019年12月の記事一覧

フクロウのふりかえり 2019年12月

OWL magazine 2019年12月のまとめ記事をお届けします。この記事の文章は全て無料でご覧になれますが、文中でご紹介している記事には有料記事があります。月額700円で15〜20記事が読み放題となりますので、よろしければこの機会に定期購読をお申し込みくださいませ。 はじめに皆さん、こんばんわ!師走の忙しさもひと段落して、ゆっくりくつろいでいらっしゃる頃でしょうか。まだお仕事の方は、大変お疲れ様です。私は今しがた大掃除を終えて、この原稿を書いています。まもなく円子の記

ネルシーニョとの旅を振り返る 2019年柏レイソルシーズンレビュー

2019年も今日でもう終わりです。 おかげさまで柏レイソルは1年でJ1復帰を果たしました。僕にとって今年は、ネルシーニョとともに日本中を旅した1年でした。 僕はネルシーニョに心臓を捧げています。そして、今年のシーズン序盤にネルシーニョ監督について話した記事がありました。 シーズンが終わった今、当時の話を振り返ってみるとなかなか面白かったす。そこで今回は、一年のまとめとしてインタビュー部分をリメイクして無料公開するのと、シーズンレビューも兼ねてインタビュー内容の答え合わせ

こたつのなかの大冒険 ~時刻表旅行のススメ~

そういえば、文字が読めるようになったのはいつだっけ? 令和のこどもたちは幼稚園や保育園のときから文字が書けたり、読めたりするみたいだけど、実際私がいつひらがな、カタカナ、漢字、そして数字を自由に読んだり書いたり理解したりするようになったのかなんて、全然覚えていません。 でも物心ついてからずっと、文字を追うのが大好きでした。 活字中毒という不治の病に罹患した小学生は、新しい学年の教科書をもらったらその日のうちに片っ端からめくってめくって、もちろん内容が全部わかるわけじゃな

あらためて考える「旅とサッカーをつなぐ」意義〜「出張」から「旅」へと舵を切った2019年を振り返る

 多くの職場が仕事納めとなった12月27日、OWL Magazineの忘年会に参加させていただいた。編集者や書き手など10人が参加したが、それ以外にもOWL Magazineの書き手は(単発も含めて)倍以上はいるようだ。そのほとんどは職業ライターではないものの、澤野雅之編集長と中村慎太郎主筆の努力によって、媒体としてのクオリティーはしっかり担保されている。いやむしろ、さらなる可能性を感じさせるくらいだ。  OWL Magazineがスタートしたのは、今年の2月1日なので、実

2019年修行の旅 ―旅を楽しんでANA上級会員へなる方法―

この前、暑さが和らいで、肌寒さを感じるようになったな、と思ったのに、気が付くと12月も終わりそうです。 月日が経つのは本当に早い! 今年を振り返ると、本当によく旅をしました。 上半期はワークライフバランスを保てていたのですが、下半期は一変。来年に控えたビックイベントの仕事をすることになったので、社畜へと変貌しました。 終電を逃し、連日のタクシー帰宅。睡眠不足と不規則な生活、バランスの悪い食事によって、強いはずの肌が荒れました。体調を崩さなかったのは奇跡! こんな感じで

韓国なんて楽勝だろ!そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

先日、12月14日から18日まで、韓国の釜山で「EAFF E-1サッカー選手権」という大会が開催されていました。 最終日に男子の日本-韓国戦が行われたと聞きます。僕は2戦目(香港戦)は現地に行きましたが、韓国戦はテレビでも見ませんでした。 帰国後、AMAZON PRIMEで昔のドリフを見始めたら、すっかりはまってしまって、試合の存在を忘れていました。やっぱり志村けんは天才だと思います。 韓国戦はスコアこそ0-1でしたが惨敗だったそうですね。 「韓国なんて楽勝だろ!」

ちょっと昔に西京極へ京都サンガを観に行ったときの話。はーとぽっぽ。

西京極運動公園を歩いていた。 少し鄙びた、懐かしい雰囲気の公園だ。 時折、とんでもない速度で走ってくる人とすれ違う。 健康のためのジョギングではなく、競技として走っている選手なのであろう。時速は20 km/h以上出ているだろうか。とにかく速い。怖いくらいに速い。 高速ランナーとすれ違いながら散歩を続けると、紫色のユニフォームを着た親子がサッカーをしていた。紫はもちろん、京都サンガのチームカラーである。横目に見ていると子供がキックミスをしたようだ。ボールが転がってきた

後編・FC東京サポーターを6年で卒業することにした 【続・サポーターをめぐる冒険】

前編はこちらから。 さて、強面の長谷川健太監督が現れたことでFC東京は以下のようなことを徹底し始めた。 [1]ガムを噛まない [2]ソックスを上げるなど試合中と同じ服装とする [3]必ず返事をする [4]早目に練習場へ来る これを見て思った素直な感想。 えっ?どこの幼稚園ですか? 我々が応援していたのは大人のチームでもなく、ユースでもなく、幼稚園だったのだ。 ガムは噛んではいけない。練習時にちゃんとソックスを上げる。そして、先生が何かを言ったら「はい!」と元気よく

FC東京サポーターを6年で卒業することにした・前編 【続・サポーターをめぐる冒険】

FC東京サポーターとしての6年間の総括と、これからについて書く。 2019年、FC東京はホームスタジアムを長期間使えないという不利な状況にも関わらず首位を走り続け、最終節まで優勝の可能性を残した。 最終戦、日産スタジアム。4点差で勝てば優勝という状況の中で、横浜F・マリノスの完成度の高い攻撃に耐えきれず、ファールが嵩み、それでも身体を投げ出し続けたが、ついに決壊。4−0での勝利どころか0−3の敗北となり、FC東京のシーズンは終わった。 そしてぼくは、自分のサポーターとし

いち観客として訪れたE-1サッカー選手権〜釜山での微温的な日韓戦に寄せて

 韓国の釜山で行われたEAFF E-1サッカー選手権。今回は諸事情により、取材者としてではなく、いち観客として12月18日の日韓戦のみを観戦した。当日のレポートは別媒体でも執筆予定だが、本稿では旅日記に近いテイストで、現地での写真とともに振り返ってみたいと思う。  釜山の空港には21時に到着。思っていたほど寒くない。中心街までけっこう距離があるので、タクシーではなく地下鉄を利用することにする。相変わらずハングルはまったく読めないので、日本語のアナウンスに底知れぬ安堵感を覚え

カシスタが友達のいない女子高生に教えてくれたこと

1日5食は通常運転! 読者の皆様、はじめまして。食べることが何より大好きな五十嵐メイです。私は美味しいものなら何でも好きですが、その中でもラーメンが大好きです。気になるメニューが複数あるお店は、一回の来店で複数杯食べる「連食」という必殺技を繰り出して、日々食べ歩きのレパートリーを増やしています。「連食」とは、同じ店で2人分を食べることです。要するにラーメンを2杯食べることをいいます。 現在はラーメン好きが高じて、中目黒にある「らーめん惠本将裕」という煮干しラーメンのお店で

日韓戦を見に釜山へ飛ぶ人は必見!釜山グルメ紹介 2019E-1香港戦

12月14日から18日まで、韓国の釜山で「EAFF E-1サッカー選手権」という大会が開催されています。 一昨日(12月14日)行われた第2節、日本-香港の試合(男子)を見に行ってきました。この大会の意義は正直微妙なところがあるのですが、個人的に今年は国内の遠征が忙しくてあまり海外に行けなかったので、ここらで一度行っておきたいという事情がありました。そして香港戦は土曜日で日程的に行きやすく、釜山は成田から2時間と場所的にも近かったため、前々から計画していました。 この時期

20kg太った状態でのフットサル。サポーターフットサル報告とOWLフットサルへの闘志

国分寺で開催されたサポーター系のフットサルに参加してきた。 たまにはプレイヤー目線の記事を書くのもたまには良いかとも思い、OWL magazineの記事として真面目に書くことにした。 最終目標はOWLフットサルならぬOWLサッカーなのである!!エンジョイフットサルはとても面白いのだけど、実はコートが狭いので身体能力とボールタッチ技術の差が出やすく、初心者は活躍しづらい競技でもある。 なので、エンジョイサッカーはどうかな、と。初心者からのインターセプトを禁止すれば、サッカ

2020年に行きたいサッカー旅 OWL主筆中村慎太郎の場合

おいおいおいおい!!!もう13日だよ!!! 12月は師走という言葉は伊達じゃない。共同代表の三名についても、「保育園狂想曲」と「FC東京の優勝争いによるガチサポ化」によってぼくが死亡、円子氏も本業の多忙、澤野氏も本業の多忙で、三人同時麻痺。 ぼくに関してはFC東京の最終戦が終わるまでは何も手につかない状態で、14時キックオフの試合なのに、家を朝五時に出てしまうほど気が狂っていた。普段はJリーグ情報を楽しむというよりも、記事を執筆する時間にあてることが多いんだけど、「FC東