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堂々。

ジェーン・スーさんが『インディー論』を語られた。
それはそれで良い。
僕にしたら、ジェーン・スーさんもプロレスファンだから。
違うのはプロのライターさんで、インフルエンサーって事。
そこに今成選手がツイートされた。
僕は、ガックリきたのです。
いいね!押してるくらいならまだしも、そこに乗っかって、インディーって言葉に救われているように思えたから。
ファンと一緒だよ。

インディーでもなんでも良いんです。
プロレスって、非日常の世界だから。
『メジャー』だけがプロレスって今の時代 誰も思ってない。
ただ『プロレスラー』が、他人の言葉に甘えてほしくないんです。
だったら「俺がインディーだ!」って叫んでほしい。
ファンがプロレス観戦する時に『メジャー』だ『インディー』だってモノサシで選びますか?
箱推しって聞いた事ありますが、最後はおもしろい・好きな選手を応援に行くんでしょう。
そこにWWEも新日本も女子プロレスもないんですよ。
一緒。
選ぶのはファンですから。
だから『堂々』としてほしいんですよ。
プロレスラーには。
小さな団体だからって卑屈になってるのが一番嫌だ。

入江茂弘選手がいます。

この選手は、今じゃ海外で試合をガンガンされています。
小さい・大きい関係なく。
僕は大好きです。
胸はって『プロレスラー』されています。
熱くなります。
そこに感情移入する。
逆に、竹下幸之介選手は、日本に帰ってきたり海外で試合されたりする。
僕からすれば、ずっと海外一本で試合して欲しい。
帰ってくるな!と。
それやっていたら中途半端になる。


ゴールデン・ウィーク。
僕は青木選手・鈴木秀樹選手の応援に東京にいた。

5月5日。
東京遠征最終日。
僕はガンバレ⭐︎プロレス後楽園ホール大会にいた。
一番後ろの席で。
俯瞰して観ていた。
渡瀬瑞基選手が頑張っていた。

実況席にいたパンサーの尾形さんが「俺の後輩です!」って大声で誇っていた。
それなんですよ。
誇りたいんですよ。


僕の友人で、大好きな選手の応援に北から南まで行く。
それは大好きな選手を応援したいからです。
小さな会場だろうが、大きな会場だろうが関係ない。
その友人をみたら(僕も頑張らなきゃ)と思う。
その想いって『プロレスラー』から感じるモノでしょう。
応援してるプロレスラー観て(明日も頑張ろう!)って思えるんだ。
選手がファンに届けてるんだ。
なのに、選手がファンに守られてどうすんだ!
プロレスだから。
プロレスだからこそ、応援してるんだ。
会場に行くんだ。
頼まれてるから行くんじゃない。
勝手で行くんだ。
貴方・貴女の試合観に行くんだ。

僕はモンモンとしていました。
その時、青木真也選手がノートを発信させた。

『メジャー』と『インディー』の違いを定義された。
青木選手自身の言葉で発信された。
嬉しかった。
プロレスに求めるモノは『メジャー』じゃない。
それで良いんだ。
サブカルチャーの一つで良い。
そこに秘めたる『熱』があるんだから。
猪木さんが「プロレスに市民権を!」って言われていたのは『メジャー』になる事ではなくて、選手もファンも堂々としろ!って事だったと思うんです。
90年代終わりに、僕は自律神経失調症になり 外に出られなくなって辛い時 救ってくれたのがザ・グレート・サスケ選手であり、石川雄規選手であり、山川竜司さんだった。
サムライTVのバトルステーションを見て、本当に救われた。
だから今がある。
本気で思っています。
そこにメジャーもインディーなかった。
『プロレス』に救われたんだ。

だからこそ問いたい。
プロレスってのは摩訶不思議の比類なきジャンル。
そこに光がさす事はなくとも、熱が選手・ファンによって燃えたぎるのだから。

そんな時に、天龍プロジェクト代表の紋奈さんのツイートが。

嬉しかった。
この気持ちですよ。
小さかろうが大きかろうが、堂々としてほしいんです。
誇りを持って。

昨日、天龍プロジェクトさんの配信を購入してみました。
熱い試合だった。
鈴木秀樹選手・パロマ選手・渡瀬選手が良かった。
メインも良かった。
その時思ったんです。
『レスラー』は、どんな場所でも闘われるんだから。

町から街へと。

ウルトラセブンの最終回。
モロボシ・ダンが、アンヌ隊員に告白します。
「僕がウルトラセブンなんだ」と。
アンヌ隊員は言います「ダンが地球人であろうと宇宙人であろうと、ダンにはダンに変わりないもの」と。
そうです。
僕は青木真也選手が大好きです。
鈴木秀樹選手が大好きです。
それは『メジャー』だからとか『インディー』だからとか関係ないんです。
『青木真也』だから。
『鈴木秀樹』だから。
『プロレスラー』だから。

僕は『プロレスファン』だ。
だからこそ、プロレスラーに堂々としていてほしいんです。
SNSの時代だから、僕がいうのはもう老害でしょう。
でも、プロレスラーの試合を観て救われている。
僕は、またプロレス観戦に行くでしょう。
『プロレス』が大好きだから。
大好きな選手を勝手に応援したいから。

こんなにおもしろくて、素晴らしいのが『プロレス』なんだから。
好きになれて本当に良かった。
だから、堂々としてください。
レスラーもファンも。

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