本橋幸夫

留学経験者(学生・社会人)を専門に、就職・転職支援やキャリア教育を行う。外資系企業時代…

本橋幸夫

留学経験者(学生・社会人)を専門に、就職・転職支援やキャリア教育を行う。外資系企業時代には、採用担当者としてグローバル人材採用に携わる。留学関連機関や高校・大学等で講演セミナ―講師としても活動。2級キャリア・コンサルティング技能士。著書は『留学帰国者の就活』その他。

最近の記事

《ステップ3》留学経験者に対する企業の視点とは?

こんにちは。本橋です! 今回は、「留学経験者に対する企業の視点」について述べていきましょう。 まず、企業は留学経験者をどのような視点で見ているのか、これまでの話を一歩踏み込んでいきます。ここでは、意外と知られていない企業の留学生に対する評価について述べたいと思います。 これらのことを知って就活をするのと、知らないで就活をするのでは、 自分が準備のできる対策は明らかに違ってきます。 では早速まいりましょう。 まず、「海外就業体験が若年者の職業能力開発・キャリア形成に及

    • 《ステップ2》「海外で身に付く力」と「企業が求める要素」とは何か?

      こんにちは。本橋です! 前回に引き続き、今回は、留学前に知っておきたいことして、「海外で身に付く力」と「企業が求める要素」について知っておくことを挙げたいと思います。 まず次の表をご覧ください。 上記の内容を1位から6位まで上から並べてみると、 いかがですか? 私がセミナーなどで、留学する前の方に、留学中に身に付く力にはどんなものがあるかを尋ねると、『外国語能力』と回答する方が圧倒的に多いといえます。 ところが、このアンケート結果によると、上から5番目です

      • 《ステップ1》まず、日本と日本の企業の動きを知ってから留学しよう!

        こんにちは!本橋です。 今回は前回お伝えした、帰国後に、『こんなはずじゃなかった!』にならないための 留学をキャリアに結び付ける7つのステップのうちに最初のステップ【まず、日本と日本の企業の動きを知ってから留学しよう!】を ご紹介します! 留学前のあなたに、まず最初に認識しておいてもらいたい内容があります。 それは、現在の日本や日本企業の動きを知ってもらうことです。 これを知ることによって、なぜ今、海外に出ると良いのか、海外へ出る 価値があるのか、をしっかり認識できるか

        • 帰国後にキャリアチェンジをしたい、あるいは語学を使える仕事をしたい人が、 民間の就職エージェントを使う際の注意事項

          こんにちは!本橋です。 さて、今回は「帰国後にキャリアチェンジをしたい、あるいは語学を使える仕事をしたい人が、民間の就職エージェントを使う際の注意事項」です。 まず、前提として申し上げておきたいことは、今回の内容は、民間の就職エージェントの良し悪しを述べているのではないということです。就職エージェントの性質を理解しておくことで、エージェントに対する誤解を避けられたり、過度な期待を抱くことなく、適切なスタンスでエージェントを有効 利用することができます。 では、準備はいい

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          帰国後に、就職あっせん機関で、留学を否定されたら・・・

          こんにちは!本橋です。 さて、今回は「帰国後に、就職あっせん機関で、留学を否定されたら・・・」です。 留学帰国者からの相談で、公的あるいは民間の就職あっせん機関で、仕事 紹介をしてもらうためその組織のキャリアカウンセラーに相談した際、留学したこと自体を否定されてしまったが、留学経験は就職の際にはマイナスなのか、評価してもらえないものなのか?という声がしばしば寄せられます。 また、某大学のキャリアセンターで留学することを打ち明けたら、担当カウンセラーから「就職を諦めたいの

          帰国後に、就職あっせん機関で、留学を否定されたら・・・

          ワーホリって本当に企業から評価されないの?!(その2)

          こんにちは!本橋です。 前回の続きです。 企業はワーホリ参加者に対して好意的に見てくれる会社とそうでない会社があるという話をしましたね。 それはどういうことかというと、実は企業からすると、ワーホリがよい悪いという見方ではなく、 大切なことは、 留学中にどんな行動をして、どんな力を身に付け、それをうちの会社でどう生かしてくれるのか、貢献してくれるのか、という点に一番関心があるわけです。 これは、正規留学であっても、語学留学であっても、大切な点は、 その中身ということ

          ワーホリって本当に企業から評価されないの?!(その2)

          ワーキングホリデーって本当に企業から評価されないの?!(その1)

          こんにちは!本橋です。 これまでのコラムでは、留学自体に関する話題について取り上げてきましたが、これからは私の本職である留学生のキャリアに関連する内容についても触れていこうと思います。 しばしば留学中の当社のキャリサポート会員さんからこんな質問が寄せられます。 「ワーキングホリデー(ワーホリ)って企業から評価されないと聞いたんですけど、実際どうなんでしょうか?」と。 事のいきさつを確認したところ、どうやらインターネットで調べたときに、そんなことが書いてあったというので

          ワーキングホリデーって本当に企業から評価されないの?!(その1)

          いくら頑張っても努力が報われないと感じたり、成果がでないで苦しんでいるとき

          こんにちは!本橋です。 今回は、留学中に誰もがぶち当たる壁について述べてみたいと思います。 さぁ、はじめましょう! 留学中には、いくら努力しても成果が見えなかったり、成長が実感できないとき、焦りを感じたり、苦しむ時期が一度や二度くらい経験するものです。 実際に、留学生から、「頑張っても物事や状況が動かないときはどうすればいいのか?」という深刻な相談が私のもとに寄せられます。 そんなときのアドバイスは、すでに頑張っている状態なので、さらに頑張ろうとするのではなく、一旦

          いくら頑張っても努力が報われないと感じたり、成果がでないで苦しんでいるとき

          外国人に物怖じしてしまうとき

          こんにちは!本橋です。 今回は、外国人に対して物怖じしてしまうときの対処法を述べたいと思います。 では、始めましょう。 留学生の中には、外国人を見ると萎縮してしまったり、物怖じしてしまう人がいます。 もちろん、これは留学生にかぎったことではなく、島国で育った日本人にとっては、少なからず誰にでもあることかもしれませんね。 では、どうして外国人を見ると物怖じをしまうのでしょうか? 実は、日本人にとってのこの傾向は、外国人でも特に欧米人に限っている ことが多いのです。実

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          語学の習得はスポーツの上達と似ている!

          こんにちは!本橋です。 今回は、「英語の習得はスポーツの上達と似ている」という話です。 これは決してスポーツができなければならないという意味ではありません。たとえ話です。早速、この意味をご紹介しましょう。 たとえば、サッカーが上手くなりたい少年がいるとします。将来、久保建英選手のように世界で活躍する選手になりたいと思い、スペインへ、サッカーのキャンプツアーに参加したとしましょう。なんと、そのツアーは、プロのクラブチームのスタジアムでキャンプをはります。さらに、指導をして

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          留学しても自信が持てない人達の共通点

          こんにちは!本橋です。 今回は、留学しても自信が持てない人の共通点について述べてみたいと 思います。 結論からいうと、二つあります。 まず、他人と比較している人です。 どういうことか? それは、自分が自覚しているかどうかに関わらず、留学すると誰でも成長しているのですが(これは断言できます!)、それをスルーしてしまい、まずは「同じ時期に留学した●●さんと比べれば・・」などのように他人と比較して、自分が出来ていない、成長できていない点に意識をフォーカスしてしまうのです。

          留学しても自信が持てない人達の共通点

          留学を勧める理由

          こんにちは!本橋です。 今回は、留学を検討中のみなさんにエールを送る意味も込めて、私、本橋が 「留学を勧める理由」についてお話したいと思います。 ・・・といいましても、私は誰でも留学を勧めるということはありません(笑)。 留学相談を受けるときも、その方の留学に対する考え方や、現在その方が 日本に置かれている状況などにより、留学を敢えて勧めないこともありますし、時期が来るまで延期するようにしばしばアドバイスをすることもあります。 このことは、これまでも今までにも何度か書

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          不登校、引きこもりからの海外留学について

          こんにちは!本橋です。 昨今、様々な事情により高校を中退したり、不登校になってしまった学生さんが増えています。 そこで、環境を変えるため、そのような生徒さんたちの海外留学も、徐々にではありますが増えています。 以前、NPO法人留学協会主催の『不登校、引きこもりからの海外留学』というセミナーに参加したのですが、今回は、その内容について簡単に報告したいと思います。 講師は、留学協会の理事も務めるAJ国際留学支援センター代表取締役の岩崎宗仁さんでした。ちなみに、岩崎さんは、日

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          留学版「自分にとって良い経験・体験」とは?

          こんにちは。本橋です! さて、今回のお話は、これからお子さんを留学させたいとお考えの親御さんをはじめ、高校、大学留学、語学留学、ワーキングホリデーを予定している人にも知って欲しい内容です。 誰でも留学するには、何かしらの目的があるはずです。たとえば、外国の文化を学ぶ、外国語をマスターする、海外の学校を卒業する、あるいは、学位や資格をとる・・・などなど。つまり、「留学する」ということは、自分にとって、前向きでありプラスになる良い体験をするために行く、と考えられていますね。

          留学版「自分にとって良い経験・体験」とは?

          留学でうまくいく人、そうでない人を簡単に見抜く法とは?(その2)

          こんにちは!本橋です。 今回は前回の続きです。 前回は、このように述べました。 海外で上手く行っている人(何とかなっている人)は、 下記の3つの要素の「掛け算」です。足し算ではありません。 つまり、 ○H(heart) × A(action) × L(language) ⇒ 上手く行く人 ×H(heart) + A(action) + L(language) ⇒ 上手く行かない人 さて、ここで、各要素を簡単に解説しておきましょう。 H(heart)とは?⇒ハート、

          留学でうまくいく人、そうでない人を簡単に見抜く法とは?(その2)

          留学でうまくいく人、そうでない人を簡単に見抜ける”ある法則”とは?

          本橋です。 今回は、海外でうまく行く人(何とかなる人)とそうでない人の違いを “ある法則”に照らし合わせながら探ってみたいと思います。 たとえば、スポーツの世界でも、海外で活躍する人と、国内では実績がありながら、海外では今ひとつ成果が出ない人がいますね。一方、国内でそれほど目立った活躍をしていなかったにも関わらず、海外に出た途端に頭角を 現す選手もいます。 一体、どうしてでしょう? それを「ある法則」に基づいて解説していきたいと思います。まず初めに 質問ですが、これま

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