ワーキングホリデーって本当に企業から評価されないの?!(その1)
こんにちは!本橋です。
これまでのコラムでは、留学自体に関する話題について取り上げてきましたが、これからは私の本職である留学生のキャリアに関連する内容についても触れていこうと思います。
しばしば留学中の当社のキャリサポート会員さんからこんな質問が寄せられます。
「ワーキングホリデー(ワーホリ)って企業から評価されないと聞いたんですけど、実際どうなんでしょうか?」と。
事のいきさつを確認したところ、どうやらインターネットで調べたときに、そんなことが書いてあったというのです。
ネット情報は怖いですね。その記事を読んだ現地に滞在中のワーホリ参加者の中で、どれくらいの人達が意気消沈してしまったことでしょう。
さぁ、あなたはどう思いますか?
ワーキングホリデーは、「ホリデー」というワードが入っているくらいですから、ネーミングに何となく“バケーション”や“遊び”のような響きを感じないでもないし、企業からもそんな風に思われているんじゃないかなぁ、なんて思う方もいるかもしれませんね(笑)。
私はこの質問があったときには、いつも回答は一緒です。
「あなたが調べたインターネットでそのように書いてあったのであれば、
そうコメントした人は、実際、企業からそのようなことを言われたのかもしれませんね。ただ、もしそうだとしても、それはその人やその企業の意見であり、すべての企業の意見ではないと思いますよ」と。
そして次に下記の資料を提示することにしています。
これは、私自身が厚労省委託事業の調査委員の一人として関わった「海外就業体験が若年者の職業能力開発・キャリア形成に及ぼす影響に関する調査研究」レポートの一部です。
※ 国内328社に質問したアンケートでは、8割にあたる260社が「ワーホリ帰国者など海外で働いた経験のある人を”積極的に”採用したい。」と回答。なかでも、一度ワーホリ経験者を採ったことがある企業はその働きぶりに
満足しており、3分の2以上の企業が「また採りたい。」と回答している。
上記のとおり、これは328社のアンケートですから、もちろん、これもすべての企業の意見を反映しているものではありません。
でも、実際に、このアンケートに回答してくれた328社のうち、260社の採用担当官は、ワーホリ体験をした人に対して前向きに採用を考えているのも
事実なのです。
どちらを信じるか、ですね。
以前、情報収集の際の大切な心構えを「元日本人メジャーリーガーの言葉から学ぶ「情報収集」に関する大切な心構え」でも書きましたが、情報を取り入れるときには、私たちの脳に少なからず影響を与えるため、むやみやたらに取り込むのではなく、自分の中に取り入れるかどうかを、自分で意識して選んで取り込むことが大切です。
みなさん、情報収集はくれぐれも注意してくださいね。自分をやる気にしてくれる情報なのか、それともやる気をなくしてしまう情報なのか、しっかり判断されることをお勧めします。
本題に戻りますが、どうして企業によっては、ワーホリ経験者を前向きに
評価したり、そうでなかったりするのでしょうか?
その理由を知るほうが大切ですね。
次回それについて少し述べておきたいと思います。
ワーホリメーカーの方、安心してください。次回の内容を知れば、企業は
きっとあなたを無視できない存在として評価するようになるはずですよ!
お楽しみに!
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