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語学の習得はスポーツの上達と似ている!

こんにちは!本橋です。

今回は、「英語の習得はスポーツの上達と似ている」という話です。

これは決してスポーツができなければならないという意味ではありません。たとえ話です。早速、この意味をご紹介しましょう。

たとえば、サッカーが上手くなりたい少年がいるとします。将来、久保建英選手のように世界で活躍する選手になりたいと思い、スペインへ、サッカーのキャンプツアーに参加したとしましょう。なんと、そのツアーは、プロのクラブチームのスタジアムでキャンプをはります。さらに、指導をしてくれるコーチ陣はプロの専属コーチ。さらに、ボールからスパイクなど必要な用具もすべて一流メーカーものを取りそろっているとします。

さぁ、ここで問題です。
この少年は、このキャンプに”参加しただけ”でサッカーの上達が見込めるでしょうか?

答えはNOですよね。いくらどんなに素晴らしい練習環境のみが用意されたからといっても、そこにいるだけではサッカーの上達は見込めないはずです。

上達するためには、コーチのアドバイスをしっかり聞き、理解をした上で、実際、自分でも何度も試し、それが自然な動きになるまで繰り返し練習が
必要です。

それだけではありません。集合練習以外の時間帯にも、体力作りのため走りこみなど基礎トレーニングなどが必要でしょう。また体を作るという意味でも、栄養バランスも大切ですから、食事などにも気を使う必要もあるかもしれません。つまり、どんなにいい環境を用意されたからといっても、それらの環境をいかに自分が有効に使うかがサッカー上達のポイントのはずです。

これは語学の上達も一緒なのです。

たとえば、あなたが留学中、現地でも評判の良い語学スクールに通えば、
あなたはその環境の中にいるだけで英語が流暢になれるでしょうか?

そんなことはありませんね。その証拠にどんなに評判の良い語学学校に通ったとしても、上達する人、しない人はいるのです。同じ環境の中にも関わらず、です。

先ほどのサッカーキャンプの例を当てはめるとこういうことです。

その学校の教室がサッカーのスタジアムであり、先生がコーチであり、
教材がサッカー用具にあたります。

先ほどの少年のように、サッカーを上達させるためには、そこでコーチの
アドバイスを聞き、自分でも実践し、それが自然の動きになるよう努力したように、語学力をUPさせるためには、学校の授業を聞くだけで終わりにせずに、少年が集合練習以外の時間帯に主体的に基礎トレーニングをしたように、あなたは授業が終わったら、実践の場でも学校で学んだ英語表現を実際に使ってみたり、学校外の人達との意識的にコミュニケーションをはかる機会を設け、交流をはかっていくことで英語が上達していくのです。

つまり、英語の習得であってもスポーツの上達過程と同様で、与えられた環境の中で、受け身ではなく、主体的に自分がその環境をどう使い、生かしていくかによって上達度が全く違ったものになります。

意外と留学生の中には、学校に通ってさえいれば、自動的に語学が話せるようになると考えてしまう人が多いように見受けます。そのような人たちが
注意しなければならないことは、留学当初は「英語(他言語)をペラペラにしてやるぞ!」という目的が、いつしか学校に通うこと自体が目的にすり替わってしまうということです。それも無意識に、です。その変化が自覚できるならまだしも、無意識にそのような思考が働くから厄介なのです。

私たちの中にある現状維持機能が無意識に足をひっぱります。そのあたりの打開策は今後このコラムで触れていきますが、留学で語学力UPをはかりたい人は、十分気を付けたいものです。

留学中、語学力の習得がなかなかはかどらない人は、このことを参考にしてみてください。

今回は以上です。次回は外国人に物怖じしてしまうときについて述べたいと思います。

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