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深夜、堕落したブルーライト、ぼくら勝手に孤独になって輪廻。

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散文詩/自由詩まとめ。
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2022年10月の記事一覧

なみだにだけは触れられるねゴースト

忘れないでほしいと忘れたくないをのせた天秤が釣り合わないと開かない大きな扉の前で立ちすくむ、死ぬまで釣り合わなければ死なないでいられるんだったらそれで良かったのに、それよりもっと前の、幸福だの何だのの前にこの扉はあるらしい。
句読点の打ち方が今日も分からないのに、分からなくても幸せになれるんだよと君は言うから泣きたくなる、
泣きたいのは悲しいときだけじゃないし、腹立たしいときだけでもないって、もう

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光るのやめてよSummer Trash

嫌いって言われないから弾けないままで萎んだ水風船は

Bless you. 線香花火落ちたって嫌いな女は嫌いなままで

飲み込んだ西瓜の種が芽吹かないお腹を毛布で大事にまもる

君のことわすれるなんてビー玉を取り出すくらいPiece of cake

我々は宇宙人だし恋なんてやめる扇風機首振らないで



海が歌うからわたしは

 
歌にしないとやってらんないことばっかり詩にして、
そのくせ踊りださないようにって座らせる、いちばんきれいな服を着せて、いちばん綺麗な椅子に、いちばんかわいいポーズで。
サニー、わたし音楽の鳴る部屋にいられなかった日のことを覚えてるの、だから歌いたいの、歌いたいの、だから、ぜったいに、歌えないの。
 
 
リーブ・ミー・アローン
ぬいぐるみになれって
言われてみたかった
言われないのにぬいぐるみ

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