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習慣の効果を実感した。

昨日、130日目にしてnoteの記事を書けなかった。

なんだか心身ともに不調な日だった。

文を書いては消して、書いては消してをくりかえした。

それをくりかえせばくりかえすほど、自分の中で「こんなのじゃだめだ」という気持ちが膨らんでいき、とうとう何もできなくなった。

無気力が霧のように頭の中にたちこめ、進む方向がわからなくなった。

その状態は夜まで続いた。

書店で体を動かし、お客さんの注文をとったり、プレゼント用の本をラッピングしているとすこし気が紛れた。

帰って机に向かう頃には、だいぶ落ち着いていた。

やることが決まっている労働にも、それなりに価値があるなと思った。


そういえば、今朝はお香を焚かなかった。

いつも、習慣にしていることなのに。

そう考えると、調子が出なかったのはそういった習慣をないがしろにしたからなんじゃないか、という気がしはじめた。

例えば、いつも朝イチに掃除機をかけているはずなのに、その日はしなかった。

おかげでホコリの中をかき分けるようにして移動しなくてはならなかったので、気力が削がれたと考えることはできる。

朝ごはんをきちんと食べていなかった。

いくら体を動かすわけじゃないと言っても、エネルギーがなければいい発想が浮かばないのは当然だ。

刀を手入れしていなかった。

あのたんぽぽみたいなやつでポンポンしておかなくては、なんだかテンションが上がらなかった。

兜を磨かなかった。

ピカピカのそれを被ることによって、精神が研ぎ澄まされていたのかもしれない。

愛馬を撫でなかったし、城下町を練り歩かなかったし、平民から年貢を取り立てなかった。

すべての不調は、そういった小さなことの積み重ねを軽視したせいかもしれないと思った。

やはり習慣は気分で変えるべきじゃないな、と反省した。


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