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#古楽
11月25日、爛熟のルネサンス、マニエリスムを生きた、ジャケス・デ・ヴェルトの、酸いも甘いも知った音楽の深みに聴き入る。
スイス、バーゼルを拠点とする古楽ヴォーカル・アンサンブル、ヴォーチェス・スアーヴェが歌う、北イタリアで活躍したフランドル楽派、ジャケス・デ・ヴェルトのマドリガーレとカンツォネッタ... "Versi d'Amore"。 ジャケス・デ・ヴェルト(1535-96)。 フランドル東部の小さな町、ヴェールトで生れ、その歌声を買われ、幼くしてイタリアに渡ると、縁あって、イタリアの名門、マントヴァ公、ゴンツァーガ家の分家、ノヴェッラーラ伯爵家に迎え入れられ(1557年にはゴンツァーガ家