【還流フェス番外編】隠岐島前高校卒業生にインタビュー🎤
海士町の一大イベント「海士町大感謝祭2023~老いも若きもキンニャモニャ~」と並行して、8月25日(金)から『還流フェス~島の卒業生2泊3日の里帰りの旅~』が行われました。
隠岐島前高校(以下、島前高校)や大人の島留学・島体験の卒業生を対象とした里帰りの旅です。
『還流フェス』イベントレポートはコチラから👇
イベントレポートに続き、番外編として里帰りの旅に参加された島前高校卒業生3名をお招きし、旅を振り返ったインタビューにご協力いただきました。
━早速ですが、よろしくお願いします!この里帰り旅は何で知りましたか?
澤井さん:facebookのグループで知りました。
高橋さん:facebookです。知り合いがシェアしていたこともあって。
嘉根さん:大人の島留学のグループLINEです。
━結構、Facebookが利用されているんですね...。この機会に帰ってこようと思った理由はありますか?
澤井さん:
私はキンニャモニャ祭り(海士町大感謝祭2023)に戻ってくる予定でした。Facebookでこのイベントを知って、今の職業的に色んな人と交流できるってところに興味があって。「色んな人と話したいな」と思い、参加しました。
高橋さん:
ちょうど新しい進路に進む前で。今までお世話になった人たちに挨拶がしたいと思っていたタイミングでした。
嘉根さん:
自分は友達に会いたかったのと、去年の夏も来たし、1年に1回はお世話になった人と顔を合わせたいと思ったからです。
島の人が喜んでくれるし、安心してくれるかなと、帰ってきました。
━今回の里帰り旅では、用意された企画は任意参加のため、かなり自由な過ごし方ができたかと思います。印象に残っている出来事はありましたか?
澤井さん:
実家に泊まりながら、がっつり里帰りの旅の企画に参加していました。
高橋さん:
初日の懇親会に参加して、色んな人とお話をして、あいさつしたい人に会って、それ以降は2日間で3島を巡りました。
昨日は、海士町を回ったあと、夜は西ノ島の摩天崖で星を見ました。
今日は知夫村に行って「赤ハゲ」と「赤壁」を友達に案内して、フレンチも食べて。海士町に戻ったら、お祭りでキンニャモニャ(海士町の民謡)を踊る1日でした。しっかり島を満喫しましたね。
嘉根さん:
私は、友達が役場職員だから、自分もちょっと手伝いたいなと思って、運営のお手伝いをしていました。大人の島留学に参画していた時は、自分は受け入れ側の仕事をしていたから、急に客側になると「あれ違うぞ」っていう不思議な感じがしたので…(笑)
━島での過ごし方にこんな違いがあるとは...。久々に戻ってきて、どんな印象を受けましたか?
澤井さん:
前に帰ってきたときはあまり、島を歩いていなかったので、改めて見ると雰囲気が変わったなという印象。
高校生時代の記憶から考えると、会う人会う人が知っている顔だったのが、今は知らない人。それを島の人が受け入れている雰囲気を見ると、変わったなという気がしますね。
高橋さん:
帰ってきたなという懐かしさもあります。
アルバイトを東京でしていて、久しぶりに隠岐に帰ってきたらなんか解放された気分になりました(笑)
最近の海士町は、高校を卒業してから半年しか経っていないのに、顔ぶれが全然違って知らない人ばかり。いろいろ変わっているし、新しいことも始まっている。流れが速いなって思います。
嘉根さん:
自分も1年ぶりに帰ってきて、色んな事が変わっていて、色んな建物もできていて。コインランドリーができているんですよ!(笑)
島に帰ってくるのはたったの1年ぶりですけど、自分が知っている町が変わることはうれしい反面、ちょっと寂しい気持ちにもなりました。
━久しぶりの島にギャップを感じつつも、やっぱり大好きな島。今後はどう島と関わっていきたいですか?
澤井さん:私は数年後に、帰ってくる予定でいます。もともと海士町を離れてからもずっと海士町のことが好きで。
いつか、母方の生家でもあるブックスたなか(海士町にある本屋)を活用して誰でも通いやすい、ハードルの低い交流スペースを作りたいです。
高橋さん:
いつか、ちゃんと住みたいなと思っています。
お世話になった人たちが作ったシステムとかを使って、運用していきたい。将来、一緒にお仕事ができたらいいなと思っています。
自分と仲の良い人が喜んでくれる仕事ができたらうれしいです。
嘉根さん:
「高校を卒業したら帰って来なくなってしまう」とよく聞いていたから、「帰る人もいるよ!」という背中を見せたり、帰ってくることへのハードルを下げたいです。
新社会人になるので、なかなか帰ることが難しくなるとは思うんですけど、できるだけ何回も帰ってきたいなと思ってます。
━今回の里帰りの旅は満足いただけましたか?
澤井さん:
もちろん!
懇親会では大人の島留学・島体験をしていた子の話を聞くのも楽しかった。「自然に興味があったから林業に行きました!」とかそういう選択するんだなって思って。自分のやりたかったことの理想と現実にギャップもあるだろうし、その中にいながらも、成長した部分などを聞けたことが面白かったです。
高橋さん:
大満足!
今回、同級生が5人くらい一緒に帰ってきていて、プラス僕の幼馴染2人も島に連れてきました。いろんな場所や人を紹介したら、「すごく楽しい」って言ってくれたのもあるし、久しぶりに島を満喫できてうれしかったです。色んな場所に行けたし、美味しいものも食べれたし、大満足です。
嘉根さん:
会いたい人、全員会えたので満足です!
ちゃんとみんなで話せる機会もあるし、集まる人はお世話になった方々なのでちゃんとあいさつ回りもできました。
━またやるよって言ったら来ます?
3人:「はい!!」
━最後にこんな話も…。
高橋さん:
やっぱり同級生に会いたいですもん。今回久々にあって「うぁ!!」となりました。目が開きましたもん。(笑)
嘉根さん:会えるとすごく嬉しい!!
高橋さん:
島には、旅行でも行きたいし、友達もつれていきたいと思っている卒業生は結構いると思いますよ…。
島親さんに挨拶がしたいという人も結構いました。
どんな形でも、島との関係性が続いていくと嬉しいですね。
お三方の、島に対する強い思いが知れ、今後の参考にもなるインタビューとなりました。貴重なお時間をいただきありがとうございました!!
(R5年度 大人の島留学生:渋谷)
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