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視覚に囁く『小ご絵』

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いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

夢野リゾート、ご宿泊者様、お着き〜。

 旅に出よう。GWは好きだけど混雑はまっぴらごめん。休みをずらせればいいのだけれど、轍人生…

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正当化の小まわり。

 人はときどき自分に言い訳をして例外をつくる。自分の心さえ欺いてしまえばこっちのもの。ど…

【二輪の風景-12】Coffee break.

 2時間走ったら休憩を入れることにしている。いつもどおりのペースで走れば、ちょうど2時間…

頭脳戦。

「猫は家につくっていうのは本当だね。家につくのはヤモリも同じ。家につくもの同士、仲良くや…

『芸は身を助ける』の考究。

 経験は森林の奥地に佇む湖の底に積もる澱のようなものだ。撹拌すれば舞い上がり、心を乱す。…

街と、その壁の、不確かな展開。

 ひと区切りごとにひと休み。70分の1を読み終えるごとにひと休み。読み終える悲哀が日々募っ…

『石橋を叩いて渡る』について今いちど考えるべきこと。

 どんな相手でも侮ってはいけない。上から目線もいけない。  逆に自らを卑下してもいけない。    時として平身低頭を迫られることもあるけれど、そこは状況と立場をわきまえて柔軟に。    戦わなければならない時には勇気を奮い立たせて。  くれぐれも、他人に頼った間違いだらけの正義を振りかざさないように。勘違いの多くは、自分を法の番人だと誤認するとこによる。    同じ猫族でもドラえもんは幻。同族を助けるためにスモールライトを取り出してゴジラを小さくする、なんてことはしてはくれな

【二輪の景色-10】『禅とオートバイ修理技術』行程を楽しむ。

『禅とオートバイ修理技術』(ロバート・M・パーシグ著)上下巻を手元に揃え、読んだ。  いつ…

愛は? 心はあるのかい?

 心ない、心ない、そんな出来事、ちょっと多すぎやしませんか?  あれも、これも、それも、…

罪悪感を抱えない生き方で行こう。

 甥っ子がいじめに遭って100円盗られたと泣いた。大事に持っていた100円玉だった。とくに記念…

友の悲劇。

 社会迷惑な事件を起こした若者がニュースで報道される時、たまに昔のクラスメイトがコメント…

人は誰かを愛し、何かを同時に愛するもの。

 人は愛する生き物だ。誰かを愛し、ペットを愛し、好物を愛し、趣味の対象物を愛する。芸術を…

魚の骨。

 食は気を遣う。いや、ものによって注意が必要だ。いやなに、フグのキモとかレバ刺しといった…

道のりは遠い。千里のピアノ。

 ピアノほど、感情をこの世に反映できる楽器はないと思う。断言できるほど多くの楽器を試してきたわけではないけれど、数少ない経験から自己ベストな解答を導くなら、音域の広さと和音の多彩さが関係しているように思う。同じ鍵盤楽器のチェンバロと違って、音の強弱、余韻、音の切り方が自在に表現できるのもいい。  さて、楽器に表現力があっても、演奏者に表現したい魂の塊がなければ、調味料を欠いた料理にしかならない。  曲をどのように表現したいのか、まずは心が叫べるくらい、聴きこまねばなるまい。