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私は紙の本が好き。

そもそも紙が好き。
紙フェチ。
文具全般が好き。

それもある。

紙の本が好きな理由はもっとたくさんあるけれど。

まず紙にプリントされた文字の佇まいが好き。
表紙のデザインやそれを実際に手で触れるところも。
表紙を外したら意外なデザインが出てくる仕掛けを発見するのも。

しおりのつるっとした感じとか
それをひらひらさせたりスパンと挟む時の感じとか。

そして何よりめくるという行為。

めくる時に起きるちょっとした風を何気なく感じたり
立ち上る紙とインクの香りがしたり
めくる時の動作。

もうそれは官能的とも言える行為だとすら思う。

本の主役はもちろん中身の物語だったり
並べられている言葉だったりするんだけど。

それを味わうために伴う全ての事柄を私は愛してる。

読書はとても官能的なものだと本当に思う。

読むための行為、その動作も官能的に幸せだし
さらに中の物語に溶けたり酔いしれたり連れて行かれたりする。

外も脳内も、読むという官能的な行為に占められる。

私はそのどこまでも深く広い閉塞感が好きだ。

そして本を持ち歩いたり
ゴロンと横になってパラパラ見たり
どこまでも寄り添ってくれる感じもとても愛しい。

デジタルだとそういうすべてができない。

ちょっとさらうだけ、とか
情報を得るために、とか
そういう感じならデジタルでもいいけれど。

どっぷり官能的に、は紙の本がいい。

そして。
私は目が弱い。

別に眼科で調べてどうこうというわけではないけれど。

夜目が効く。
真っ暗になってもすぐにうっすら様子が見え始める。

つまり微弱な光もとらえられる。

時代が違えばクノイチにでもなれそうな感じだ。
(夜に出かけるの嫌いだから無理かもだけど。)

だからね、
デジタルの光が目にとてもつらい〜

もちろん仕事ではPC使ってるし
これだってPCで書いてるけど。

画面の光は暗め設定だし
まして本を読むというのは集中して目を使うからつらい。

先日、PCのKindleアプリで気になっていた本を無料で読んだんだけど
内容が良くて最後までバーッと読んでしまったんだけど

ちょっと目が死にました。w

もう一回読みたいから
普通に紙の本書いなおそうってなりました。w

なんだろ本末転倒感。

もう紙の本でいこうと思ったのでした。

もちろんこんなのは個々好きにすればいいことだから
「読書はデジタル!!派」
の人も全然いいと思う。

要はみんな好きなやり方で楽しめばいいんだもの。

ということで色々書いていますが
私は紙の本が好き。

文字に弱い。

それは読むことでも見ることでも。

紙にプリントされた文字の佇まいに痺れ続けてます。
これからもこれからも。



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