ハプスブルク帝国 (ビジュアル選書)
これ一冊あれば、ハプスブルク帝国について、一通りのことは、わかります(^^)
初心者にも、そうでない方にも、お勧めできます。図版が多いうえに、基本的なことが押さえられていて、わかりやすいからです。
ハプスブルク帝国とは、一つの国ではありません。
ハプスブルク家という、一つの家系が支配した、いくつかの国々の集合体です。
ハプスブルク家は、ヨーロッパの名家中の名家です。十三世紀から、二十世紀に至るまで、ヨーロッパに君臨しました。
一時的にせよ、彼らが統治したヨーロッパの国々は、ドイツ、オーストリア、スペイン、イタリアの一部、オランダ、ベルギー、ハンガリーなどです。
一つの家系が、どれほどヨーロッパ史に影響を与えたか、おわかりでしょう。
ハプスブルク家の歴史をたどれば、ヨーロッパ史をたどることになります。
ヨーロッパの歴史を知りたいならば、ハプスブルク家は、避けて通れません。
ヨーロッパを知る手がかりの一つとして、本書は、お勧めです(^^)
年代順に、ハプスブルク家の統治者たちが、紹介されています。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
はじめに
第一部 王朝草創
概説 ヨーロッパの変容と帝国の誕生
ルドルフ一世
アルプレヒト一世
ルドルフ四世
アルプレヒト二世/フリードリヒ三世
帝国をめぐる人物群像(1)
コラム 『ウィリアム・テル』とハプスブルク
第二部 世界帝国への飛翔
概説 改革の時代と帝国の解体
マクシミリアン一世/カール五世
フェルディナント一世
マクシミリアン二世
ルドルフ二世/マティアス
フェルディナント二世
フェルディナント三世
レオポルト一世
ヨーゼフ一世/カール六世
帝国をめぐる人物群像(2)
コラム 帝国の象徴「双頭の鷲【わし】」
第三部 スペインの栄光
概説 「日没なき大帝国」の栄華と凋落【ちょうらく】
カルロス一世
フェリペ二世
ドン・フアン・デ・アウストリア
フェリペ四世
カルロス二世
帝国をめぐる人物群像(3)
コラム 宮廷画家ベラスケス
第四部 帝国の衰退と終焉【しゅうえん】
概説 混迷の時代と世界大戦
マリア・テレージア
ヨーゼフ二世/レオポルト二世
フランツ二世
フェルディナント一世
フランツ・ヨーゼフ一世
メキシコ皇帝マクシミリアン
フランツ・フェルディナント太公
カール一世
帝国をめぐる人物群像(4)
付録 ハプスブルク家関連略年表
ハプスブルク家関連略系図
執筆者略歴