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男女間。すれ違った心はもう戻らないのかを考えてみた。



子供をお迎えに行った帰り道、運転しながら私は考え込んでいました。「私の心が狭いだけなのか。もしかして私が未熟なだけなのかも。」話しかけてくる子供の声も聞こえないほど、深く自問自答していました。

私はちかぢか離婚調停を申し立てます。自問自答していたのは、迷いがあるからです。

私さえ考え方を変えれば幸せになれるのか。
何不自由ない暮らしを拒否してでも離婚しなければならないのか。
もう元には戻らないのか。
後悔したくない。
最善の決断をしたい。

この迷いをなくすため、自分の心と向き合おうとノートに記すことにしました。

すれ違った心は、もう元に戻らないのか」を。



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10年目のプッツン

結婚10年目に私はプッツンしています。花束をくれなかったからです。こんな理由で?ですよね笑。でも私にとって10年目の結婚記念日は、とてつもなく大事にしていた日でもあり、賭けでもありました。

今まで何のイベントもお祝いもなくても、その10年目の結婚記念日だけは大切にしてほしかったんです。

ママ友の話を聞いていて「愛されている証明」が羨ましくてたまりませんでした。家具を買い替えた、旅行に行った、指輪をもらった。愛されてるんだなぁと。常に孤独を感じていた私は、愛を確認したかったんです。寂しかった。

旦那はお金をパチスロにつぎ込むことをわかっていたので、1か月前から10年目の結婚記念日には「花束が欲しい」とおねだりしていました。高いものは買ってくれないだろうと思い、妥協して花束と伝えました。これくらいなら買ってもらえるかな。すごく大事な日とも何度も伝えました。ここまで伝えたらさすがに大事にしてくれるかな。「私を大事にしてくれるか」の賭けでもありました。

当日、子供だけが「ママおめでとう」と言ってくれました。旦那に10年目の大事さを訴えていた会話を聞いていたみたいでした。

「あぁそうか、私の大事にしていることも向き合ってくれない人なんだ」

何かが切れた感覚がありました。子供を寝かせてからワンワン泣きました。もう望むのはやめよう。期待するのはやめよう。仲良し夫婦はやめよう。もう愛することをやめよう。傷つきたくない。

今まで愛情だけで目をつむってきました。「優しくすると女はつけあがる」と言われても、仲良くしたいから、一生懸命でした。尽くしてきたつもりだったけど、尽くすことはムダだったのかもしれない。

10年目に私はキレました。



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今は優しい旦那

結婚当初から10年間モラハラ夫だった旦那は、私のプッツン以降、実は人が変わったように優しくなっています。

今までパチスロにすべてをつぎ込んでいたのに、おこづかいでケーキを買ってきます。結婚記念日には花束が届きます。母の日にはエプロン。誕生日にはネックレス。

洗濯物も手伝うようになり、お皿洗いも覚え、子供の習い事の送り迎えもし、勉強も子供に教えるようになりました。

多分、私の気持ちを取り戻そうと必死なんだと思います。めちゃくちゃ“いい旦那”になりました。(今は別居中なので2年前の話です。)



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なぜ今なの

「いい旦那に成長したのなら、幸せじゃん?」と思うでしょ?そんな簡単なことではなくて。。。私はちっとも嬉しくありません。むしろやめてほしいです。

子供が赤ちゃんだった頃に、なぜ手伝ってくれなかったの?
なぜ熱がある私と赤ちゃんをおいてパチンコに行ったの?
おんぶのし過ぎで五十肩になっていた時になぜ助けてくれなかったの?
なぜあんなに冷たかったの?
本当に私を愛していたの?

「なぜ、どうして今なの」悲しい気持ちが過去と一緒にフラッシュバックしてくるからです。お花をくれても、ネックレスをくれても「今更おそいよ」と思うだけで。届いたお花を投げたこともありました。最初から優しくしてくれたらこんなに拒絶するまでにならなかったのに。

もう過去を思い出したくありません。


あんなに大事にしたいとお願いしていた10年目の結婚記念日をパチスロに貢ぎ、「要領が悪い」と家事に文句を言い、子供の不登校も他人事。「私が悪いんだけど」と言ってから話せと強要し、熱があっても私一人で子供3人お風呂にいれ、休みの日はパチンコで1日中いない。。「俺はいないと思え」と言われていた過去。

この事実を帳消しにはできないんです。プレゼントをもらっても優しくされても「なぜ今なの」と思うだけで。

今までごめんね、いいよ、で済ませられたらラクなのに。許せない自分を責めてしまいます。もっと早く優しくしてくれたら、感情がなくなる前に変わってくれてたら。そう思うと悲しくてたまらなくなります。



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結論「すれ違った心は簡単にはもどらない」

私は思います。心がすれ違ったらもう戻りません。改心しても愛情は生まれません。ゼロになってからは遅いんです。

自分をクリアにして”いい旦那”を受け入れた方が幸せなことはわかっています。次は私が変わる番なのもわかっています。金銭的にも離婚せずにいた方がラクに決まってます。

すべてをわかったうえで、許せない自分が苦しいです。どうしても我慢していた悲しい過去がよみがえってきます。精神論を読んでも聞いても、前向きにはなれても。旦那には愛情が一切わいてこないんです。

すれ違ってしまったら、もう心は戻りません。



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あなたが”素敵な男性”になりますように

女は感情の生き物です。愛し愛されたい。情熱的な愛でなくとも、一緒にいる方が幸せだなぁくらいの安定した愛で生きていたいんです。

男女とは異世界に生きる物同士。100%分かり合うことは難しい。でも相手が大事にしているものを大事にすることはできます。それが相手を大事にするということです。

何をしても許されるからと安心しきって、自己中な行動をしていると、女は傷つき離れます。大事に思ってくれない人と一緒にいる義務はありません。

女性は着々と思いを固めていきます。一度決断したことは固く、何年も考え抜いてきたことです。男性が慌てて改心してももう戻らないんです。

私たち夫婦のようになる前に、考えてみてください。奥さんの大事にしているもの、知っていますか?それを大事にしていますか?

愛情がゼロになる前に気づいてください。ゼロになったらもう1には戻せません。大事にするのは難しいことではないはず。どれだけパートナーに怠けているか。

今考えてください。

今ならまだ、間に合います。

女性を悲しませない、素敵な男性になってください。



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ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

たくさん思い出しながら、またもや涙を流しながら書きました。泣き上戸かもしれません笑。

でも書いたことで、心の整理ができた気がします。克服したつもりでしたが、過去はまだ心に残っているんだなと理解できました。笑い飛ばせるくらい強くなりたいとも思いました。

私の主張ばかり書きましたが、旦那も仕事はがんばってくれていたので、感謝しています。専業主婦の立場から強く言えなかった私も心がすれ違う原因を作ってしまったことも反省しています。今は、一緒にいた頃を反省しつつ、この経験を感謝できるくらいまでになりたいです。

さ、がんばろっと♪

それでは、失礼します😊

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