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固腸堂のちょこっとコラム/漢方薬剤師・中村寿理
2018年10月27日 16:00
《肌のツヤや顏色、好印象のポイントに》一目見たときに人に与える印象は何で決まるのでしょうか。表情はもちろんですが、目や鼻などのよしあしよりも肌ツヤや顔色が印象を大きく変えるのではないでしょうか。漢方では、症状や体質を見極めるために、問診の他に舌診(ぜっしん)といい舌を診たり、望診(ぼうしん)といって顔色やツヤをみたり、しぐさや声質、声の大きさをチェックする事も重要なポイントとなります。「肌は内
2018年11月18日 09:17
女性は男性より冷えやすい体質です。冷えを特別の病気と考えない西洋医学に対して、漢方医学では冷えは万病の元である重要な症状とみています。冷えに対する治療方法もしっかりと確立されていて、漢方薬も体質や症状の程度に合わせていろいろな種類があります。血液検査で貧血といわれなくても、冷え、立ちくらみ、肌や髪の乾燥、爪が割れやすい、生理の量が少ない、生理周期が遅れる、舌の色が薄いなどがみられれば、漢方医学で
2018年11月15日 07:41
「痛みやしびれ」などのつらい症状は、『体に異常が起こっている』という体からのサインです。「肩が痛い、凝る」「頭痛がする」というのはその部分に血液が不足しているという悲鳴です。「このままにしておいては将来もっと大変なことになりますよ」と教えてくれているのです。痛むからと鎮痛剤ですませていては、症状はますます悪化する場合もあります。漢方では『不通則痛、通則不痛』(通ぜざればすなわち痛み、通ず