見出し画像

【書評】婚活を始める方に読んでほしい…いや「読んで」

最近、世間的にヤバい本しか読んでいない。ナチズム・サイコパスなどなど、この手の本が好きだから仕方がないと思いつつも、本は、「脳の栄養」と思っている。食事と一緒で偏ると、「頭がおかしくなる」ので、偏りを補うため、自分とは真逆の本を、先日、購入した。私の仕事にもつかえるかな?そんな程度でしか考えていなかった。

私は、結婚相談所を運営している。普通の相談所なら、写真は提携スタジオに丸投げをしている、私は、その撮影方法に違和感を感じているため、自ら会員さんの写真を撮影している。

会員さんの写真を撮っていると、「いつも表情が硬い」いつも、撮影前に「くだらない」話をして撮影するのだが、それでも表情が硬い、そりゃそうだ、一対一でカメラマンに撮影されるなんて、「モデルやコスプレイヤー」でない限り、ほぼ9割、慣れていない、
しかも弊社の会員さんは「陰キャやコミュ障、オタクが多く、「自分自身が撮影される」となると緊張度も半端ないのだ。その為ポージングも、撮影前軽く教えるのだが、撮影するとポージングはロボットで、表情AIが作ったか「人工物か?」と思うぐらい表情がなくぎこちない…

余談になるが、昔、事情で名前は言えないが、「一流モデル」さんとお話ししたことがあった。
私の仕事柄「オタク話」をしていたが、「モデルさん」は、「陰キャ・地味子・オタクが多い」と聞いた、「嘘でしょ~」と返したが、「しょこたんだってオタクだよ」あと「○○ちゃんはゲーマーだし」みんな、撮影前の控室は、持ち込んだマンガ読んでるか?「スマホいじってソシャゲしているか?マンガ読んでるか、Twitter(今X)しているかだよ以外に納得できた。

話は戻るが、大半のひとは、「結婚相談所に来る人って、容姿とか悪いんでしょ」というバイアスがあると思う。けど、大半は違う、「ほどほどきれい、ほどほどかわいい、ほどほどイケメン」が多い、会員さんを撮影していても、「なんでうち(相談所)に来た?」と思うほどである。

撮影した写真を観ると大半が「私じゃない!」「凄い!」逆に、お見合い中に「写真どこで撮影したのですか?素敵すぎて」と言われましたと事項肯定感が上がったというひともいます。写真はただ撮るだけでなく、自分とは違う自分を観るきっかけにもなるのです。

そんな、事を感じながら撮影をしていた為、私の撮影テクニックの肥やしになればと購入した
「5000人の人生を変えた! 写真うつりが劇的に良くなる美映え習慣」松原立恵著

「写真をどれだけ映えて撮るか?」の軽いノリの本だと思っていたが、はっきり言う、「硬派本」でした。完全にこの本は、、「写真撮影に慣れていないひとが読む本」だが、撮影側も、心構えとして読んでほしい。
婚活写真を撮る人には特に読んでほしい、写真撮影だけでなく自分の自己肯定感を上げるきっかけになる本だろう。

最後に、モデルさんに「陰キャや地味子、オタクのモデルの人たちは写真を観ても、そんな風には見えないのですが…」と聞いてみたら、「カメラの前では別人に代わるのよ…そんなスイッチを私たちは持っているの」と答えた。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?