#05 クリスマス空間演出の本質をデザインする。
企画から空間デザインを担当した
2022KITTE丸の内のクリスマス空間演出
デザインの基本的な考え方はすでに
自分の中で2020年から既に決まっていた。
2020年はコロナの影響で人を集める目的
のクリスマス空間演出は中止、
予算縮小の年で
私の会社も初めて何も出来ない年となり
その時に観る側と創る側の両方の立場から
クリスマス空間演出は
誰の為に何の為にあるのか
を改めて考える時間を自分に与えられる
コロナや戦争、先の見えない不安
出かけられない生活、人々が出掛けられない
思い出がつくれない。
その時間が終わったら
みんなが求める最高ならクリスマス空間を
作ってあげたい。
自分の作品とか美しいとかはどうでもよくて、
やっと見れるクリスマス空間に期待するお客様の気持ちがどうあるべきで
どうなってほしいかだけを考えた。
大切な人との時間 家族の時間 子供たちの笑顔 思い出を持って帰っていただく場所
光と音のショーで前向きに、未来の希望を持って
もらいたい。
2021年からコロナ禍の出口の光が見え始め
クリスマス期間に求める
ヨーロッパのクリスマス
ニューヨークのクリスマスで観る
クリスマスらしいクリスマス空間演出
子供からおばあちゃんまで年齢を超えて
国境を超えた説明のいらない
わかりやすい空間を皆さんに届けたい。
クリスマスだからこそ
大切にしたことは
クリスマスの気持ちをつくること。
2022年は改めて原点回帰
クリスマス提案の本質を見極めデザインした。
お客様のだったらいいなの欲求を満たす
クリスマスを具現化し可視化した
1年に一度
みんなが幸せな時間と思い出に残る
そして未来にずっと繋がる
クリスマス空間をお客様代表として
デザインする。
concept
KITTEの森
Winter Forest Christmas
〜自然からの贈り物〜繋ぐ
Message
自然の大切さについて
こころを温め、
こころを繋ぐ、
白い森のクリスマス。
私たちは日本の自然の森に生かされ
私たちは日本の自然の森に守られ
私たちは日本の自然の森から学んでいる
私たちは自然と繋がっている
私たちは自然を未来に繋げる
日本の美しい森の大切さを感じ
未来に繋ぐことを考える時間を
クリスマス演出を通して
メッセージとして空間デザイン。
sustainable
&material
高さの異なる9本のツリーは
東京都檜原村の間伐材と
群馬嬬恋村のもみの木を使用し
後世に繋いでいきたい日本の
美しい森を表現。
さらに天井から降り注ぐ雪の結晶は
牛乳パック100%再生紙からできた
ミルダンを使用。
演出後もみの木は家具ベンチとして
再利用されます。
entertainment
森に響き渡る森のオーケストラ
をテーマに
クリスマス装飾に+して
子供から大人まで誰もが知る
the first Noel キリストの誕生
silent night きよしこの夜
Deck the Halls 柊を飾ろう
jingle bell
オリジナル
winter forest Christmas
自然からの贈り物
星が瞬く天空から雪が舞い降り
森の中から動物たちが顔をだす
木々が揺れなど森が呼吸をする
森の妖精たちも現れて森に魔法をかける
森のクリスマスショーの始まり
クリスマスソングを光と音のショー演出で
お客様の心踊るワクワクやドキドキする 五感に訴えるショーを
空間演出4日かけて創り上げていく。
experience &memory
子供から大人までクリスマスの
思い出を持って帰って頂く場所
スノードームサンタが沢山
森の空間にお客様が入って撮影でき
それぞれの思い出を持って帰ってもらう。
gift&display
自分自身に大切な人に贈る
このショー演出までが我々の
ひとつの空間デザインです。
みんなの心にもっと。
素敵なクリスマスの時間を楽しもう。
いい年になるように祈ろう。
明るく平和な未来になるように。
こころを温める素敵なひとときを。
私の空間デザインのルーツ
ウォルト・ディズニー
このことばを大切にしている
これからも人々のために
笑顔のためにデザインします。
All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them. I only hope that we don’t lose sight of one thing – that it was all started by a mouse.
- Walt Disney(ウォルト・ディズニー) -
夢を求め続ける勇気さえあれば、すべての夢は必ず実現できる。いつだって忘れないでほしい。すべて一匹のねずみから始まったということを。
笑顔をデザインする
空間デザイナー
大髙啓二
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