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感情を動かす介護

人は何のために生まれてきたのかご存知ですか?
自分を経験するために、この世に生まれてきました。
自分を経験するってどういうこと?
それは、様々なことを経験し、喜怒哀楽を感じ表現すること。
自分の感情を丁寧に扱い、慈しみ、抱きしめること。

そして同じように人を愛することを経験するために生まれてきました。
それは生きている間、全てに人に公平に与えられたチャンスです。


介護の現場で、お年寄りの感情をコントロールしようとしていませんか?

怒らないように、トラブルが起きないように、穏やかに過ごせるように。
介護する側が困らないように、期待を持って関わっていませんか?

感情はその人のものなのです。
向き合っている人が表現する感情は自由です。
期待するのではなく、心を表現できたことに喜びを感じてほしい。
けっして、周囲の人がコントロールできるものではありません。
泣いても良い、怒っても良い、もちろん大笑いしても良い。
生きているって感じると思いませんか?

行動が自由であるよりも、感情が自由に表現できること。
それは、すべての人の大切な時間なのです。

私自身、子ども頃から感情を押し殺してきました。
家族が幸せになるために、良かれと思って自分の感情を無にしてきました。
それは誰のせいでもありません。
ただただ、家族が大好きだったから、家族を守りたいから
自分より、家族を優先しよう、愛を与え続けよう、そう決めたのです。

お年寄り、子どもたち、職員が自由に自分を表現している姿を見て
それは、間違いだったと気づくのです。

つづく・・・

https://www.youtube.com/channel/UCt1rqXkaxdft4MWdQWiyvVw

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