OT-3

どこにでもいるお父さんです。涙腺弱め。

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  • 登園日記

    自分の子育て日記を入れてます。

最近の記事

登園日記#30 勇気はどこからやってくるのでしょう

幼稚園の夏休みが明け、長男はは久しぶりの登園。 コロナの中であまり友達に会えず、どこにも出かけられない夏ではあったが、父母と過ごせる夏をそれなりに満喫していたように思う。 少し繊細で、目についたものについ反応してしまうなど、集団生活ではフリクションも多い長男なので、幼稚園は行きたがらないこともあった。 今朝も、行きたがらなかったらいいやぐらいの気持ちでいたら、思いの外行く気満々。テキパキと着替え、食事をし、ニコニコと支度を整えた。 初日は不安も多いだろうから父母二人と

    • 登園日記#29 万里の庭

      この間まで保育園に行っていた長男が幼稚園のプレクラスに移動になった。 登園時間が早まるだけでなく、登園方法や着いてからの過ごし方まで、いろいろなことが変わったようだ。 実は先日、保育園最後の日を、先生方に祝ってもらった。 コロナで延び延びになっていた誕生日会を急遽やり、長男が大好きな「お当番」をやらせてくれるなど、みんなで長男のための日を作ってくれたらしい。 最後には、先生方が丹精込めて作った、写真入りのメッセージカードを受け取って、長男は楽しそうに帰ってきた。 メッセ

      • 登園日記#28 節を挟んで

        先週木曜日、長男は保育園を嫌がった。 「怒られるし、怒っちゃうし、逃げちゃうんだ」 まだまだ筋道だった説明とは言えないけど、なんとなく言いたいことはわかる。少し繊細なところのある長男は集団生活の中での妥協が苦手で、つい怒ったり、場合によっては手を出してしまうようだ。それで怒られて、友達にも逃げられるから嫌だ、と。 自分でも怒りたくないのに怒ってしまって、自分ごと嫌になる、そんなこともある。 親は諭したり、ことによると叱ったり、あの手この手を尽くすけど、最後は「ま、なん

        • 登園日記#27 はじまりはいつも雨

          今朝は雨。 昨夜の次男による波状攻撃的な夜泣きで、今朝は父も母もフラフラ。 長男も、目覚めこそしないものの寝苦しそうにゴロゴロゴロゴロベッドの中を移動していたところからすると眠りが浅いようで、ふにゃふにゃと起きてきた。 まあ不機嫌で荒れないだけ、感謝すべきなのかもしれない。 僕の作った(混ぜた)雑な朝ごはんを文句言わず食べ、もそもそと着替え、最後にレインコートと長靴という小さな非日常で少しだけテンションを上げ、長男は僕と家を出る。 長男は、交通機関に乗るときに、自然

        登園日記#30 勇気はどこからやってくるのでしょう

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          25本

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          登園日記#26 日々の裏に

          昨日、長男は登園しなかった。睡眠時間は足りているのに、どうやっても起きずにタイムオーバーになった。 今朝は早めに起きて、好きなおかずでご飯を食べ、登園していった。 これだけ書くと、非常に淡々とした日が流れている。まぁ実際そうだし、それこそ目線をすこしあげれば、一瞬のことなのだと思う。 でも多分昨日の長男には、何か保育園に行きたくない理由があったし、今朝行くことに決めたのにも何か理由がある。もっといえば、行くと決めた今日だって、保育園までの道でママを恋しがって帰ろうとした

          登園日記#26 日々の裏に

          登園日記#25 トゥンク…

          今朝はもうバタバタバタバタ。 せっかく親子で六時過ぎに目覚めたのに、直前に悪い夢を見た僕は気持ちを落ち着けるためにベッドに横たわり、そのまま二度寝した。長男は、起きようとしてベッドの長辺を渡りきれずに力尽きたようで、親の足元で寝ていた。 こうなると、どうしても流れ作業の感じは拭えない。ささっとできる朝食を流し込み、タクシーを配車して、滑り込む。明け方授乳でフラフラの妻も総動員だ(ほんとごめん)。 タクシーに乗ると、長男は後部座席で放映されるCMを見ている。僕も、大政絢さ

          登園日記#25 トゥンク…

          登園日記#24 登園の誓い

          昨日、長男は登園しなかった。熱が普段より2-3分高い程度で元気だったが、保育園の前に着くと突然、静かに、でもきっぱりと「ほーくえん、いかない、いきたくない」といった。 今まで、年に一回くらい行きたがらないことはあったけど、だいたい大きな声で、全身を使って主張していた。そして、だいたいの理由は、「保育園への道をもう少し楽しみたかった」だったので、保育園の近所を一周散歩すればスッキリ登園することも多かった。 でも今回は違う。心持ち下を向いて、父親にキュッとしがみついて「お家に

          登園日記#24 登園の誓い

          登園日記#23 むすぶむすぶ

          今日も今日とて朝ごはん。 妻が長男に好物のパンと、桃をさしだした。 が、長男は「絵本を持ってきて!」という。 というのも、最近の長男のブームは、「結びつけ」。絵本と図鑑に同じものが書いてあると、その二つを並べて「ここにも書いてある!」と指摘する遊びにハマっている。 止めてもとまらないし、クリエイティブでいい遊びだなとも思うので従ってみる。 さっそく、桃が出てくる絵本、パンが出てくる絵本を指差してご満悦。ご機嫌で朝食も食べ、元気に登園した。 保育園の入り口の前に立つ

          登園日記#23 むすぶむすぶ

          登園日記#22 登園矢の如し

          今日はいつもよりさらに全員で寝坊。次男の夜泣きを言い訳に、だらだら夜更かししてるから、こういうことになる。 長男は、慌ただしい空気をなんとかしようとしたのか、急に絵本や図鑑を広げて、「読んで」といいだす。 「まあ、焦んなよ。ゆっくり行こうぜ」と言われた気がしたが、こちとらテレワークを経て半野生化したとはいえ、それなりの社畜。遅刻はできれば避けたい。 とはいえ、力づくで押さえ込んでも、何もいいことはない。長男は負けん気が高反発素材でできているので、押さえたら押さえただけ跳

          登園日記#22 登園矢の如し

          登園日記#21 ナイフみたいに尖っては

          朝はバタバタしているので、ついつい口調が荒くなる。 長男に対しても、その支度を共にする妻に対しても、 早くしてよ、遅れちゃうよ、何やってんの。置いてくよ。 きがつけばそんな言葉が口をつく。そんなこと言いたくないのに。 そもそも何時までにあれをやんなきゃ、これをやんなきゃなんて、ほとんど幻想に過ぎない。 自分で作ったルールに自分で縛られているようなものなのに、ついつい縛られた前提の言動を取ってしまう。 そんな中、なんとか家を出ると、長男がポツンと「おうちに帰りたい」

          登園日記#21 ナイフみたいに尖っては

          登園日記#20 胸を鷲掴む。

          「僕はママが次男君にオッパイあげるのやだーー!僕を抱っこしてほしいの!!!」 今朝はこんな感じで始まった。 早朝に授乳時間が来て次男が泣き、その声で長男が起きてしまった。寝ぼけた状態で次男の授乳を目の当たりにしてしまった長男のセリフだ。 長男は、基本的には次男に優しい。よく次男のほっぺにキスしているし、おもちゃを見せてあげたりしている。ママや次男がいないところで「次男くんが生まれてから寂しい?」と聞いても「弟ができて嬉しい。弟は好き。ママが次男におっぱいあげても、ちょっ

          登園日記#20 胸を鷲掴む。

          登園日記#19 スイッチを入れる

          今朝は私が早めに目覚めた。長男はまだもそもそむにゃむにゃしている。 私は「おはよう」と声をかけ続ける。 寝ぼけ眼にじわーーーんと明かりが灯る。 真空管みたい、と思っているうちに、長男のテンションが上がっていく。今日の朝ごはんが大好物のドーナツであることを思い出したようだ。昨日買ってきて、お預けになっていたブツだ。 ドーナツのためならエンヤコラ、とばかりに手を洗い、ニコニコと食卓につく。 ドーナツを食べ終え、牛乳も飲み、支度もテキパキ済ませて家を出た。結局は人間、勢い

          登園日記#19 スイッチを入れる

          登園日記#18 Sunny Day Wednesday

          今朝は長男と次男がほぼ同時に起きた。 昨晩は次男の夜泣きも軽く、まずまず快調な朝。 昨晩なかなか眠らず、最終的に、僕に激し目に怒られた長男もカラッと起きてきてくれた(怒りすぎを謝りました)。 相変わらず朝ごはんを離脱しては連れ戻されるものの、そこそこ食べる長男と、ミルクを飲み終わってからは泰然としている次男。まずまずの展開。 最近自分の昔のおもちゃを掘り出して次男にに与えるのがブームの長男は、古いガラガラをとりだしたり、そこそこ重いおもちゃを次男のお腹に乗せて泣かれた

          登園日記#18 Sunny Day Wednesday

          登園日記#17 シワを伸ばす

          次男が生まれて一ヶ月。 可愛くて可愛くて可愛いが、まだまだ夜泣きがつづく。 父母交代でシフトを組んで、少しでもまとめて睡眠が取れるようにしているが、やはり朝はギリギリまで寝てしまう。また、長男寝かしつけと授乳のタイミングが重なると、どうしても授乳優先になるので、寝かしつけが遅くなる。 自然、親子で寝坊。長男起床から登園までの時間が短かくなるので、どうしても急かしたり、あしらったりが多くなる。 寝不足でぼーっとしてると、長男の得意のトークもしっかり聞いてあげられないこと

          登園日記#17 シワを伸ばす

          登園日記#16 悲しい色やね

          次男が生まれてから、長男が時々切ない顔を見せる。 甲斐甲斐しく次男の世話をしようとしてくれていて、次男のことは好きな様子だけど、やっぱり割り切れないものがあるのだろう。 指をしゃぶったり、シャツの袖をしゃぶったりすることもあるし、こちらの気を引こうとする悪戯も目につく。行きすぎてしまうこともあるようだ。 そんな日々の中、長男は今日「保育園に行きたくない」と言った。「ジィジの家に行きたい」。 もしかしたらただの気まぐれかもしれない。だけど、僕はその真意が気になる。 家

          登園日記#16 悲しい色やね

          登園日記#15 空と君との間に

          今日は、比較的スムーズに支度を終えたので、再び長男を抱っこして登園。 基本的には同じ風景を、2人で進んでいく。 でも、ふと長男が言った。 「あれ?お空で雲が飛んでるよ!」 確かに今日は風が強いので、雲が流れている。 そういえば、最近空をしっかりみた記憶はない。もちろん、雲行きが怪しいとか、もうすぐ暗くなる時は見るけれど、昼の青空をただ見上げることはあまりない。でも長男は気づいた。なぜだろう。 長男は抱っこされてて、高い視点だからすぐ気づいた。確かにそうだ。 抱っ

          登園日記#15 空と君との間に