もう少し違う形で そして 深いレベルで

担当生徒を減らし
ひとつの職場であった塾を辞めた。

申し訳ないな、という気持ちもあった。

けれども、
自分にとって、

週4英会話教室、
週2で塾、
週1〜2でエステサロン

というスケジュールは、
持続可能ではないとも痛感していた。
3ヶ所拠点は2年半続けられた。

2021年の4月からは、
英会話教室での立場が講師→副代表に変わったので、
このあたりで、それまでは綺麗に保っていた気がする
3箇所の職場に対する、自身のバランス感覚が
完全に崩壊してしまった気がする。


塾は個別指導塾。

生徒と先生、っていう立場を大切にするっていうより、

純粋に目の前の若い子たちと心通わせることで

結果的に生徒たちはモチベーション上がったり
頑張れるようになるんだ!

と知った。初めて、仕事の楽しさ感じた。


だけど、遠い。勤務地が、遠いのだ。
実家からはドアドア45分かな、、。

アパートからはドアドア25分かな、、。

通勤時間は短い方がいい。
25分もあれば、考え事が頭に浮かんでくるし
運転は少し、気力がとられるから、、、。

担当の生徒さんは、講師が他にもいるのに、自分を選んでくれていたようなので、嬉しいのですが、

自分の中で、

本当はもっとできる、
けど自分の体力と気力の無さに、
どうしても「心から良い」ものを
常に提供できるわけではない

気がしたの。


一方、英会話教室は、一コマ行うたびに、徹底的な準備が必要で。
レッスンノートを毎回作成して、振り返って。
それに比べると尚更、個別指導塾のほうは、あまり準備できてなくて、あるいは準備なくてもなんとかその場でやっていける範囲だったりして。

でもそれってやっぱり、目の前の生徒様には薄い印象しか与えられなかったりして。

いや、それでも、好んでくださる生徒さんがいらっしゃるのは本当に嬉しいんだけれども。


そして時給も、安かった。
通勤時間もかかる。遠い。
そして自分が納得のいく授業ができていたのかと言われると、そうでもない。

いや、時給が安いからとかいう理由で、
なるべく準備に時間を割かないでおこう、じゃないと時給超安くなる。とか考えてた部分もあるかな。


良くない。こういう思考が本当に、良くない。嫌だ。

そういう思考を持っちゃう自分、
あるいは、そういう思考を持たされる環境や仕組みが、すごく嫌だ。


とはいえ塾勤務一年目、二年目は、
お金は関係ない、まずは仕事が辛くないこと、無理なく行けること、それらの方が大切だった。

だから、時給がどうであれ、
無理なく出来た授業の方が多かったから、
モヤモヤ感なく、45分かけて通えていた。

むしろ、仕事が楽しい、と感じられることが本当に奇跡みたいな話だったから。

だけど三年目の今年度は、
一コマの質をあげたい、
そのためには準備がちゃんと必要、
その気力と時間、、、
とか考え出して、11月からはずっとモヤモヤしていた。


いつだって、
目の前の生徒さんが、先生の助けが必要で塾に通ってくれていることには、変わらないのに。

だからこそ、そんな考えが浮かぶ自分も、嫌だった。


塾の環境や仕組みっていうのは、
3年働いても時給10円も上がる見込みもなく、
評価される見込みもないということ。


新しく入ったアルバイト大学生講師と私の時給が同じとか、医学部のアルバイト講師は入りたてだとしても私より時給高いとか
(塾では3年アルバイト続けたし、それ以前には、ホテルで正社員としてガツガツ働いた時代と経験があるから、勉強以外のこと、そもそも勉強に対するモチベーションないこととかの対応が自身は強かったりする)


TOEIC900オーバーしてようが評価に何も影響しない感じとか。
(800オーバーで手当金が10万もらえる企業とか聞いたりするので、、とはいえ、こうやって他社と比べていいところだけ引っ張って、自分の報われなさみたいなのを正当化する自分も結構嫌い)



そういうのに耐えられなくなった部分もあったりするので。

これは塾経営の問題でもあるかな、とは思いますが、、、。(評価制度が気にくわず、プロ講師が辞めていく姿を今までに見ています)



とりあえず、この度一回、辞めました。

担当コマ数を減らそうかと思ったりもしたけれど、

なんか、減らせなかったの、、、。

だから潔く、

辞める

という決断をしました。


辞める時もずっとごねられた。(嬉し涙)

「ねえ、先生辞めんでー」
「来週も来月もおってー」
「なんで辞めるんーーーー」

ごめん。

辞めたことによって気力や時間、体力をセーブできる。
余裕も生まれる。
その、生まれた余裕をつかって、

もう少し違う形で、そして深いレベルで。

さよならしなきゃらいけなかった生徒さんや、
まだ出会っていないたくさんの生徒さんと
これからまた、関われたらいいなと、思う。


こうやって書いておかないと、

せっかくできた余白が、不安で埋め尽くされそうで。

将来に希望が持てない気がして鬱っぽくなりそうで、
先生、怖いんだ。

それじゃあ意味がないんだよ。余白を作った意味が。

ズーンと襲ってくる鬱っぽさと共存するためには

書いて、書いて。

自分を見失わないようにすることかな。

そして削ぎ落とす、って話に関して言えば
彼氏と12月に別れたことも含まれる。


冷たいなあ。私。

彼に対して、傷つけた以外の、何物でもないと思う。
彼は私を想っていた。いつも、私を想ってくれていた。

そんな優しい人、存在を自ら手放すようなことをして。

だめだなあ。

初めて、自身の今までの生き方を、反省したよ。

私は今後誰かと付き合えるのかも、わかんないけれど。次に出会う人がいるとするならば、
今までとは違う形で、そして深いレベルで
パートナーと関わらたら良いなと思う。

そのために、今は、自分の在り方を確立させて
自分を受け入れて、覚悟ももって、
日々過ごすことかなと、思う。

よくも悪くも、リセット。

違う形で、再開。

良い方向に進んでくれたらと、思う。

他力本願ぽい言い方してしまった。

自分をそういう方向に進ませるのは
自分自身なのだけれども。

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