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Oshicoco流!推し活を正しく理解するための2つのポイント

こんにちは。Oshicoco編集部員のるいです。

私は現在、Oshicocoで推し活層向けマーケティング・プロモーション等の企業コンサルティングを担当している社員です。

近年様々な企業で、推し活市場の大きさや「推し活消費」といった新たな消費スタイルに注目し、参入を検討するケースが増加しています。
しかし、推し活への正しい理解なしに施策を行い、推し活層の期待に添わない結果になったり、炎上につながったりするケースも多々見られるのが現状です。

そこで本記事では、推し活への理解を深めるために、必ず意識すべき重要ポイント2つをお話していきます。

推し活層やZ世代に向けた正しいマーケティング方法を知りたい
・インサイトをおさえた企画・イベントを設計したい
・推し活層の動向を知りたい

上記のようなお悩みをお持ちの方におすすめの記事です。
それでは早速、2つのポイントを順に紹介していきます。

①推し活はトライブマーケティングである


弊社では、推し活を「自分の推しを応援したり、推しのために自分磨きやクリエイティブな活動をすること」と定義しています。

例えば、推しのコンサートやイベントに行くために洋服を新調することや、推しの言語を理解するために外国語を学ぶこと等も推し活の一つです。
つまり、推しのグッズを買う・イベントに行く等の直接的行動だけでなく、周辺行動すべてを推し活としています。

このように、推し活消費はこの周辺の消費行動すべてが当てはまるため、推し活市場は拡大し続けているのです。そしてこの推し活市場は、他市場とは異なり、マスマーケティングが通用しにくいという特徴があります。

主な理由は「推しの細分化」によるものです。
そもそも"推し"はヒト・モノ・コト全般が対象です。そして推しの細分化に伴い、それに付随するコミュニティも細分化されているのです。
このような構造が見られる推し活市場では、マスマーケティングよりもトライブマーケティングが有効になってきます。

そしてトライブの中でもさらにまた枝分かれして、複数のトライブが存在しています。
その中のひとつとして、推しへのスタンスの違いが挙げられます。
例え推しが同じでも、その推しに抱く感情が人それぞれであるということです。
推し活層は推しに対して、恋愛的な感情で接しているのではないかといった見解をされることも多いですが、実態はそうではありません。

下記データをみると、親のような気持ちで推しを見守る層、友達・仲間のように感じている層、信者の気持ちで推しを称える層なども存在しています。(推し活総研「推し活人口1千万人超!5つの視点で紐解く"推し活"の現状」より、以下推し活総研)

このように、様々な推し・推し活の形があるにも関わらず、推し活層を一括りにし、決めつけのマスマーケティングをしてしまうと、施策が失敗に終わる可能性が高くなります。
推し活市場内に築かれる複雑なトライブ構造を正しく理解して、ターゲットに合わせたマーケティングやプロモーションを設計することが重要です。

②推し活は自己表現である

2つ目のポイントは推し活は自己表現であるということです。
推しを通して、自分のスキや自身の持つ世界観を表現しているのです。

具体的な例として、弊社の人気商品「お名前キーリング」が挙げられます。お名前キーリングとは、キーリングのカラーとアルファベット等のパーツを自由にカスタムし、推しや大切な人の名前を表現できる商品です。

自身のバッグやスマホなど身近な持ち物に付け、常に身に着けている推し活層が多く見られます。
他にも、ファンサうちわや痛バッグ、トレカケース※といった推し活グッズを自分好みにデコる推し活が主流となりつつあります。

(※ファンサうちわ:推しからファンサービスをもらうための文字のこと
痛バッグ:バッグの前面が透明になっており、推しの缶バッジやアクリルスタンドを組み合わせ、飾ることができるバッグのこと
トレカケース:推しが印刷されたトレーディングカードを収納できる飾りケースのこと)

そして、自分好みにカスタムした推し活グッズをSNSに掲載する動きが推し活層の特徴のひとつです。

自作のうちわ文字
トレカケースを使用した写真


このような推し活層の動向を把握することで、SNSを使ったマーケティングやプロモーションの精度は確実にあがります。

最後に

今回は、推し活を正しく理解するための2つのポイントについて紹介しました。

Oshicocoでは推し活に関する知見やデータをいかし、推し活層のインサイトを外さないマーケティングやインフルエンサー事業に取り組んでいます。過去にはカフェやホテルのプロデュース、SNS運用代行、企業コンサルティング等を担当しており、幅広い依頼内容に対応可能です。
弊社ホームページの問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください。

弊社調査リリース例: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000095735.html https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000095735.html

問い合わせフォーム:
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