光の貯金？

今日は雷が西から

風に乗ってやってきた

どのくらい

いたのだろうか…

風雨と共に

私のうちのそばに

立往生していたのは――

今ふりかえれば

束の間の

雷の襲来

洗濯機の

終了ブザーが鳴り

干そうとした矢先の

出来事だった

だから

こんなに

タイミング悪く

洗濯機が

「仕事が終わったよ」と

知らせてくれたのに

「次はおいらの出番だ！」と

ほいほい

洗濯機の蓋を

気安く

開ける気には

とてもなれなくて

呆然としていた

空は明るかった

だから

やがて

彼の怒りが止むのは

近いと知っていた

風雨が弱まり

風鈴の音が

一瞬止まり

ソーラーランタンが

ぶら下がる3ヶ所に

私は目をやった

こんなに雨が降っていたら

無理だよね…

と言う

つぶやきに反して

3つのうち

2つのボタンをつけると

明るい！

1つはあまりにも

弱い灯りで

力をもっと

蓄えてから

次回

役に立ってね！

と

そのランタンに

ささやきながら

残り2つを

部屋に灯す

これでも

弱っちくて

頼りない

ランタン2個だけど

灯りの力が尽きるまで

力の限り

部屋を灯しておくれ

こんな雨の日にも

ソーラーランタンをかざしていたから

光のパワーを利用して

雨を楽しむなんてことが出来るのか…

そんな

思いがけない光の貯金をくれた

小自然エネルギー

私たちの身近なものが

もっともっと

手に届け！

もっとずっと

身近になるように――

私たちの生きている営みが

自然や地球の

迷惑になりませんように

わたしは

そっとずっと

いつも

いつもでも

祈っているよ

そして

地球上の全てのみんなが

幸せになることに

幸せを見出だすんだ♫

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七夕に/いつも荒天/でも逢瀬

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2021年7月7日）