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自由詩、言葉

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2023年2月の記事一覧

とっておきの愛

とっておきの愛

あれとかこれとか

多くを望んでる訳じゃ無いけれど

すべてを持っていけないのなら

生きてるうちはたくさん持っていたい。

そう思ってた。

でもね最近は

とっておきのいくつかを大切にする方が

自分らしいなって思うのよ。

次の雨を待つ

次の雨を待つ

君が濡れないように

ぎゅっと抱えて歩いた日

二回りも小さい傘を

一緒に支えて歩いた日

傘をさす君のリュックが濡れないように

背中をかばって歩いた日

雨が降るたび少しずつ

小さい君が遠ざかる

次の雨が降るときは

横並びで歩くだろう

私の傘の雨水が

君にかかってしまわぬように

少し離れて歩くだろう

でもね忘れないで欲しい

君の傘のそれより上に

大きく大きく広がる愛が

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きこえる?

きこえる?

今、風の音を聞いてるの。

ずっと前から好きなんだ。

そう言った小さい君の横顔は

私そのものだった。

いま、いま

いま、いま

二度とない
今の連続
子育ては
万華鏡を
のぞいた世界