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岸田ショック⁉ 今考えるべきこと。

2022年1月28日(木)、ようやく27000円の底値を実体で割り込む陰線が出現しました。

実は2日前、鈍い下げの具合に「一旦のリバをしてからの本格下落なのだろう」…と、上から持っていた売り玉を全て手仕舞いしてしまい、再度の売り直しが出来ていないままでの大きな陰線でしたので、個人的には悔しい思いをしたのですが、こんな時は「トレーダーあるある」な行動をついとってしまいがちになるので、冷静に今後どうするべきなのかを確認していきたいと思います。

Point① 今の保有ポジションは適正なのか

買い玉を持っている場合は、個別株であっても手仕舞いを念頭に。暴落時は個別株であっても日経に引きずられる可能性が高い、「この銘柄のチャートは崩れていない」とわざわざ大きな流れに逆らう必要はなく、ならば売り局面の銘柄を探せばよい。今は買いで儲けようとは思わずチャンスはいくらでもあるので、そのポジションに固執する必要はないと考えます。

売り玉を持っている場合は、5日線に乗るような上昇をされたときにどうするのか、予め複数のシナリオを描いておく。利益を持ち続けるのは、損を許容するよりもメンタルが揺さぶられます。後悔することのないよう、描いたシナリオ通りの行動をとる。

Point② 冷静にチャート判断
明確に27000円の過去の安値を割ってきた。週足で30000円と27000円のレンジ相場というシナリオは破られた。日足では既に1月19日(水)に下落相場突入が確定していいたので、今後の上昇は一時的で、下げの為の上昇であることを認識する。

Point③ 過去のチャートの確認「週足で高値から紫を割った後の動き」
 過去30年間の日経で類似の箇所を確認すると
 ■ 紫を割った後の動き→赤の上に出た陽線から青・紫の長期線まで売り上がるとさらに下落がとれる
 ■ 過去の下げ止まりの場所→過去の安値or過去のしこり(レンジ上限)

現在の日経に置き換えると…
赤の上にでた陽線は売り上がり、上がれたしても29000円は越えらず、一時的な上昇に過ぎない。その後大きな下げとなり
下げ止まりは過去のレンジ上限の24000円か過去の安値23000円or22000円

が第一シナリオ。仮に30000円を越える上昇に転じた場合でも、平均取得価格を29000円より上に持ってこれれば、押し目で逃げ切れるのでこの局面に於いて短期狙い以外の買いに優位性はない。

Point④ 注意する事
自分が空売りを手仕舞いしたからといって「次は買いだ」と思わないこと。
チャートで下げ止まりのサインが出るまでは買いに優位性はない。
損失や機会損失を取り返そうとして玉を多くはらないこと。

トレードには明確な答えはなく様々な考え方がある中で、私はこのシナリオを基に挑んでいこうと思います。
取り合えず現在売りポジションを手仕舞ってしまった私としては、このまま続落ではなく、一旦の上昇をしてくれることをお祈りしておきます。

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