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「文章力」を磨くポイント

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延べ2,000名を超える卒業生を指導してきた実績。 そこから見えてきた「文章を書く」うえでのポイントを紹介します。 WEBライティングや広告といった「パッと見て終わる」=「使い…
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#文章

最も不便で最も強い、文章という表現方法

最も不便で最も強い、文章という表現方法

ライターや文章講座の講師をやっていながら言うのもおかしな話ですが、「文章で伝える」ことは、あらゆる表現方法の中で、とても面倒くさいことだと私は思っています。
基本的に時間がかかる。正しく伝わらないこともある。場合によっては本意が伝わらず、何気ない一言の言葉尻を捕らえられて炎上することもあります。

でも、なぜ人は文章での表現をやめないのか。

それは、あらゆる表現の中で「最も心に残る」方法だからだ

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「普通に読める文章」を書くこと

「普通に読める文章」を書くこと

今の時代はとにかく情報の鮮度ばかりが優先されていて、無数の「書き手」があふれる世の中になりました。
ただそれと同時に、ニュースサイト等で「読みにくい文章」が世にあふれるようになったとも感じています。

ライターは「日本語を書ければ名乗れる職業」であるのは事実です。
ですが、そこに「プロ」と「そうでない方」の線引きは確実に存在します。

今回は、「普通に読める文章」に詰まったプロの技術を「一段落」・

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「得意な文章」を知れば、文章の質は格段に上がる

「得意な文章」を知れば、文章の質は格段に上がる

大阪編集教室の受講生の中には、「自分は文章を書くのが下手だ……」と苦手意識をもっている方も多くいます。
そういった方でも、課題に取り組んでもらうと、実はすごく読みやすい文章を書く力を持っているということも。

ではなぜ、その方は書くことに苦手意識を持っていたのでしょうか?
実はそれ、「自分の得意な文章が何なのか」に気づけていないからかもしれません。
自分の得意な文章を知ることで、今よりも書くことに

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未経験・中途採用から「ライター」になるために Vol.2 ~ 文章力アップにつながる3ポイント ~

未経験・中途採用から「ライター」になるために Vol.2 ~ 文章力アップにつながる3ポイント ~

ライターの書く「良い文章」というのは、破たんがなく、伝えたい内容が読み取りやすい文章です。
そういった文章にするために、押さえておくべきポイントを3 つご紹介します。
どれも基本的なことですが、意識すれば文章の質が変わりますので、改めて確認しておきましょう。

1.時系列を確認する時系列が自然でない文章は、読者の想像力を必要以上に使わせてしまいます。
読むのに疲れる文章といえるでしょう。
読み進め

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未経験・中途採用から「ライター」になるために Vol.1 ~ 身につけておくべき3つの考え方 ~

未経験・中途採用から「ライター」になるために Vol.1 ~ 身につけておくべき3つの考え方 ~

ライターの募集は新卒、もしくは経験者のみの求人が大半です。
「経験はないし、新卒でもないから、ライターになるのは無理なのかな……」とお思いの方、そういうわけでもありません。
自分をアピールできる作品・記事があれば、採用側の目に留まることもあるのです。
これからライターになりたい方に、身につけておくべき基本的な3つの考え方をお教えします。

1.文章は「削って書くもの」という意識を持つプロのライター

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